眉毛脱毛で失明の可能性はある?

近年、男性の美容意識が高まり、ヒゲ脱毛や全身脱毛に加えて「眉毛脱毛」も注目されるようになってきました。
眉毛を整えることで顔全体の印象が引き締まり、清潔感や好印象を与えることができます。
しかし一方で、目元というデリケートな部位に施術を行うことから、「視力に影響するのでは?」といった不安を感じる方もいるようです。

本記事では、眉毛脱毛は本当に可能なのか、どのようなメリットがあるのかをはじめ、目元周辺の施術におけるリスクや安全性についても詳しく解説していきます。
メンズ脱毛サロンを検討している方や、自己処理に不安がある方は、ぜひ参考にしてください。

記事監修者情報

山下真理子 医師
山下真理子
専門科目
皮膚科
経歴
京都府立医科大学卒業後、医師に。主に美容医療に従事するが、医療専門学校にて講師を務めて、医療教育にも従事する。
資格
医師

1.眉毛を脱毛することは可能?

眉毛も他の体毛と同様に脱毛することは可能です。最近では、男性専用の脱毛サロンや美容クリニックでも眉毛のデザイン脱毛メニューを提供しているところが増えており、
ナチュラルで整った印象の眉毛を目指す男性に人気が高まっています。

ただし、眉毛脱毛は一般的なヒゲ脱毛や腕・脚の脱毛とは異なり、施術範囲が非常に狭く、かつ目元に近い敏感な部位であるため、
使用できる脱毛機器や施術方法に制限があります。特にレーザーや光脱毛を行う場合は、安全性の観点から目の保護を徹底する必要があり、まぶたや眉下などの施術には対応していない店舗もあります。

また、眉毛の形を整えたいだけの場合は、脱毛以外にもワックスやシェーバー、眉毛専用のトリマーを使用した整え方もあるため、目的に応じた方法を選ぶことが大切です。

眉毛脱毛のメリット

眉毛脱毛は、見た目の印象を整えるだけでなく、日常的な手間の軽減や肌トラブルの予防にもつながる美容施術です。
特に男性の場合、眉の形に無頓着な方も多いため、プロの手で整えることで想像以上の変化を実感することも少なくありません。
ここでは、眉毛脱毛によって得られる主なメリットを詳しく解説します。

2-1 手入れの頻度が減少し、日常の負担が軽減される

眉毛は部位的に目立ちやすく、ムダ毛が伸びるとすぐに印象に影響します。
自己処理を続けると、数日に一度は鏡の前で細かい調整が必要になりますが、眉毛脱毛を受けることでこの手間が大幅に軽減されます。
一度施術を受ければ、数週間から数か月はムダ毛が生えにくくなり、朝の身支度の時間短縮にもつながります。
特に忙しいビジネスマンにとっては大きなメリットといえるでしょう。

2-2 清潔感と整った印象を与えられる

眉毛は顔の印象を左右する重要なパーツです。
生えっぱなしでボサボサの眉毛は、だらしなく見えたり、不機嫌そうに見えたりする原因になることもあります。
眉毛脱毛により余分な毛を処理することで、目元がすっきりとし、清潔感と知的な印象を与えることができます。
初対面の印象が大切な営業職や接客業の方には特に効果的です。

2-3 自己処理による肌トラブルのリスクを回避できる

眉毛の自己処理は毛抜きやカミソリ、シェーバーなどを使って行うことが一般的ですが、誤って皮膚を傷つけたり、毛穴に細菌が入って炎症を起こしたりするリスクがあります。
特に目元は皮膚が薄くデリケートなため、肌荒れや赤みが出やすい部位でもあります。
プロの技術による脱毛ならば、適切な機器と方法で施術が行われるため、自己処理に伴う肌トラブルのリスクを大きく減らすことができます。

2-4 理想的な眉の形を長期間キープできる

眉毛脱毛では、施術前にカウンセリングを行い、顔の形や骨格に合わせた理想的な眉デザインを提案してもらえることが一般的です。
そのため、自分ではうまく整えられなかった方でも、美しいラインを長期間キープすることができます。
一度しっかりと形を整えた上で脱毛を受ければ、次に毛が生えてきても形が崩れにくくなり、自然と整った印象が続きます。

2-5 顔全体の印象が引き締まり、自信が持てるようになる

眉毛を整えるだけで、顔の輪郭がはっきりし、目元の印象も変わって見えます。
結果として、顔全体のバランスが整い、男らしさや爽やかさを演出できるようになります。
これにより、他人からの印象が良くなるだけでなく、自分自身も鏡を見るのが楽しくなり、自信を持って人と接することができるようになるという声も多く聞かれます。

3.眉毛脱毛には失明などのリスクやデメリットも

眉毛脱毛は見た目の印象を大きく変える効果的な方法である一方、施術部位が目に非常に近いという性質から、他の部位の脱毛よりもリスクが高いという点に注意が必要です。
特に失明につながるような重大な事故はまれではあるものの、絶対にゼロとは言い切れません。
ここでは、眉毛脱毛における具体的なリスクやデメリットについて詳しく解説します。

3-1 眼球への影響リスク(失明の可能性も)

眉毛の周辺、特に眉下や眉間は眼球に非常に近い部位であるため、レーザーや光脱毛の施術時には特別な注意が必要です。
レーザー脱毛やフラッシュ(IPL)脱毛は、黒いメラニン色素に反応して熱を発する仕組みになっており、強力な光エネルギーを肌に照射します。

もしこの光が誤って目に入った場合、角膜や網膜が損傷するおそれがあり、視力低下や最悪の場合失明につながる可能性があります。
たとえば、目をしっかりと保護しないまま施術を受けたり、未熟なスタッフがまぶた付近まで照射を行ってしまった場合、眼球が直接ダメージを受けるリスクが高まります。

実際に医療機関や消費者センターでも、光脱毛によって目に異常を感じたという報告が寄せられることがあり、決して軽視できるリスクではありません。
そのため、専門のサロンやクリニックでは、眉毛脱毛の際にアイシールド(目を保護する器具)を使用したり、眉下やまぶたの施術を避けるなどの安全対策を徹底しています。

また、店舗によっては安全性を最優先に考え、レーザー脱毛では眉周辺の施術をそもそも受け付けていないところもあります。
そうした対応は一見不親切に思えるかもしれませんが、長期的に見れば非常に誠実な判断であるといえるでしょう。

施術を受ける側としては、「安さ」や「デザイン性」だけでなく、「安全対策がどれだけ講じられているか」に注目することが大切です。
万が一の事態を防ぐためにも、脱毛機器の種類や施術の範囲、目元の保護対策についてしっかり確認してから施術に臨みましょう。

3-2 施術後の肌トラブル

眉毛周辺は皮膚が薄く敏感なため、脱毛後に炎症やかゆみ、ヒリつきなどの肌トラブルが発生することがあります。
特に初回の施術や敏感肌の方は、毛嚢炎や赤み、軽いやけどのような症状が見られることもあるため注意が必要です。

これらのトラブルは、施術後に保湿や冷却ケアを怠った場合に起こりやすくなります。
また、自己処理との併用によって皮膚にダメージが蓄積されることもあるため、施術前後のスキンケアは重要です。

3-3 デザイン変更が難しくなる

眉毛脱毛は、毛根にダメージを与えることで毛の再生を抑える方法です。
そのため、一度脱毛した箇所から再び毛が生えるまでには時間がかかる、もしくは完全に生えなくなることもあります。
将来的に眉毛の形や流行が変化したとき、自由にデザインを変更することが難しくなる点は理解しておくべきです。

特に、過度な脱毛や不自然なライン取りをしてしまうと、整えるどころかかえって不自然な印象を与えてしまうこともあるため、施術前のデザイン相談は慎重に行いましょう。

3-4 痛みや不快感を伴う場合がある

眉毛は皮膚が薄く、骨に近い部位であるため、脱毛時に痛みを感じやすい傾向があります。
特に医療レーザー脱毛は照射力が高いため、他の部位に比べてもチクっとした刺激を強く感じることがあるでしょう。

痛みに弱い方は、施術前に麻酔クリームを使用できるかどうか、照射の出力を調整できるかをサロン側に確認しておくと安心です。

4.失明などのリスクを避けた脱毛方法は?

眉毛脱毛は、目元という非常にデリケートな部位で行うため、施術方法の選択が極めて重要です。​
特に、失明などの重大なリスクを回避するためには、各脱毛方法の特性と安全性を理解し、適切な方法を選ぶことが求められます。

4-1 医療レーザー脱毛

医療レーザー脱毛は、強力なレーザー光を毛根に照射して脱毛を行う方法で、医療機関でのみ施術が許可されています。
​高い脱毛効果が期待できる一方で、眉毛周辺、特に眉下やまぶた付近への照射は、レーザー光が皮膚を透過して眼球に到達する可能性があるため、失明のリスクが指摘されています。
​そのため、多くのクリニックでは、安全性を考慮して眉下の施術を行っていません。

4-2 光脱毛(フラッシュ脱毛)

光脱毛は、IPL(インテンス・パルス・ライト)と呼ばれる広範囲の光を照射する方法で、主にエステサロンで提供されています。
レーザー脱毛よりも出力が弱いため、痛みが少ないという利点がありますが、眉毛周辺への施術では、光が眼球に入るリスクがあり、失明の可能性が否定できません。
​そのため、眉下やまぶた付近の施術は避けられることが一般的です。

4-3 家庭用脱毛器

家庭用脱毛器は、自宅で手軽に脱毛ができるという利点がありますが、使用方法を誤ると重大なリスクを伴います。
​特に、眉毛周辺への使用は、光が眼球に直接入る可能性があり、失明の危険性が高まります。
​また、自己判断での施術は、火傷や肌トラブルの原因にもなり得るため、慎重な取り扱いが求められます。

4-4 ニードル脱毛(美容電気脱毛)

ニードル脱毛は、細い針を毛穴に挿入し、電気を流して毛根を破壊する方法で、1本ずつ丁寧に脱毛を行います。
この方法は、光を使用しないため、眼球への影響が少なく、眉毛周辺の施術に適しています。
​また、細かいデザイン調整が可能で、産毛や白髪など、他の脱毛方法では効果が出にくい毛にも対応できます。
​ただし、施術には高度な技術が必要であり、痛みを伴うことがあるため、信頼できる医療機関や脱毛サロンでの施術が推奨されます。

5.まとめ

眉毛脱毛は、男性の身だしなみや印象を大きく左右する重要な施術です。
​整った眉毛は清潔感や好印象を与え、日常の手入れの手間も軽減されます。

しかし、眉毛は目元に近いデリケートな部位であるため、脱毛方法の選択には注意が必要です。
​特に、医療レーザー脱毛や光脱毛、家庭用脱毛器を使用する場合、眼球への影響や失明のリスクがあるため、施術範囲や方法を慎重に検討することが重要です。

その点、ニードル脱毛は1本ずつ丁寧に処理できるため、眉毛の細かなデザイン調整が可能であり、眼球へのリスクも低減されます。
安全性と仕上がりの両面で優れた選択肢と言えるでしょう。

眉毛脱毛を検討する際は、自身の目的や希望に合った脱毛方法を選び、信頼できる専門のサロンやクリニックで施術を受けることをおすすめします。

女性脱毛技能士金子

メンズ脱毛お役立ちコラムを読んでいただき、ありがとうございます。 メンズ脱毛アロンソでは、ニードル脱毛でも痛みを極力抑えた超高周波タイプのスーパーフラッシュ法を採用しています。脱毛本場アメリカが認める「永久脱毛」と言われる施術方法なので、安心してお任せいただけます。メンズ脱毛をお考えであれば、ぜひ一度ご相談ください。 お電話でもフォームでも対応いたします。

カテゴリー