男性がパイパンにするメリット・デメリット｜パイパンにする方法も

パイパンとは、アンダーヘアを完全になくしてツルツルの状態にすることです。パイパンには多くのメリットがあることから、近年は女性だけでなく男性もパイパンにする人が増えています。

当記事では、男性がパイパンにするメリット・デメリットを紹介します。また、アンダーヘアを処理する際の注意点から、実際にパイパンにする方法まで詳しく解説するため、パイパンに興味のある男性はぜひ参考にしてください。

近年、デリケートゾーンの脱毛を行う「ハイジ男子」が増えています。ハイジ男子とは、アンダーヘアをすべて処理する意味の「ハイジニーナ」と「男子」を掛け合わせた造語です。ハイジ男子は、テレビ番組やSNSなどでも取り上げられており、男性だけではなく女性からの関心も高いと言えます。

ここでは男性がパイパンにするメリットを8つ挙げて、パイパンにすることで具体的にどのようなメリットが得られるかを解説します。

陰部のアンダーヘアが多いと、汗・残尿・皮脂が付着したままになりやすく、不衛生な状態となります。下着を脱いだときに、自分の陰部のニオイが気になった経験のある男性は多いでしょう。

陰部をパイパンにすることでアンダーヘアへの汗などの付着がなくなり、清潔な状態を保てる点がメリットです。また、陰部のニオイも軽減できます。

さらに、パイパンになった陰部は、入浴時に洗いやすくなります。ボディタオルに毛が絡まず、陰部周辺の肌を丁寧に洗えて清潔を保てるでしょう。

男性の陰部は身体の前側に突出しており、発汗や発熱がしやすい部位です。加えて、アンダーヘアがあると汗が付着して湿気がこもり、下着の中は蒸れやすくなります。

パイパンにすれば、アンダーヘアへの汗などの付着がなくなります。下着の中の通気性も良くなり、陰部が蒸れにくくなる点が魅力です。

陰部の蒸れは雑菌の繁殖をうながし、かゆみや炎症などを起こすケースもあります。特に汗や皮脂が多く排出される夏場は、陰部のかゆみも出やすい季節です。夏場に陰部の蒸れやかゆみで困った経験がある方は、陰部をパイパンにすることを検討してみましょう。

ズボンのチャックを閉めるときなどに、アンダーヘアが巻き込まれて痛い思いをした男性は多いでしょう。パイパンにすると、チャックの開閉でアンダーヘアの巻き込み事故を防ぐことができます。

アンダーヘアがチャックに巻き込まれてしまうことで、アンダーヘアが毛根ごと抜けて陰部の皮膚から出血する可能性もあります。蒸れて不衛生な状態の陰部は、ケガが化膿するケースもある点に注意してください。

アンダーヘアの巻き込み事故は、下着のゴムやボタン、性器の包皮に毛が巻き込まれることでも起こります。アンダーヘアで痛い思いをしないためには、巻き込み事故を防げるパイパンがおすすめです。

アンダーヘアが色濃く生えていると、性器がアンダーヘアの中に埋もれて小さく見えてしまいます。パイパンにすることでアンダーヘアがすべてなくなり、性器の根元がはっきりと見えるようになるため、性器が大きく見える点がメリットです。

アンダーヘアが密生していて陰部の肌が見えない人ほど、パイパンにしたときに性器の見た目の大きさをアップできます。パートナーに性器を大きく見せたい方は、パイパンにすることがおすすめです。

また、性器が大きく見えると男性の自信にもつながります。パートナーへの夜の誘いも積極的にできるようになるでしょう。

パイパンは、性器を清潔な状態に保てるため、パートナーがより積極的に性器を触ったり舐めたりしてくれるなど、プレイの幅を広げられる可能性があります。パートナーとの性生活がより楽しめるようになる点も、男性がパイパンにするメリットの1つです。

また、パイパンにすると性器の根元がすっきりとして、パートナーとより密着して楽しめるようになります。性器の感度が上がったり、パートナーの体温をより身近に感じたりできるなど、互いに快感を高めることにつながるでしょう。

パートナーとの性生活でマンネリを感じている方は、お互いにパイパンにして視覚や触覚の変化を出してみることもおすすめです。

アンダーヘアが濃い男性は、抜けたアンダーヘアが部屋に落ちていることがあります。下着を脱ぐトイレや浴室だけではなく、リビングや寝室にもアンダーヘアが落ち、パートナーや家族に見られて恥ずかしい気持ちになった男性は多いでしょう。

パイパンにして陰部の毛をなくすことで、部屋にアンダーヘアが落ちる心配をせずに済むようになります。

特に交際中の相手がいる場合は、パートナーを部屋に招くときにアンダーヘアが落ちていないかをチェックしなければなりません。女性の中にはアンダーヘアが1本落ちているだけでも不潔と感じる方もいます。あらかじめパイパンにしておけば、部屋にアンダーヘアが落ちず、パートナーに嫌がられる心配もなくなるでしょう。

パイパンにすることで、毛じらみの寄生を防げます。

毛じらみとは、人間に寄生するシラミの一種です。サイズは成虫でも1.5～2mmと小さく、基本的に陰部のアンダーヘアに生息しています。毛じらみの幼虫や成虫が血を吸うことで、陰部に激しいかゆみが生じるようになります。

毛じらみによる性感染症などの伝染はないとされているものの、かゆみを感じて皮膚を搔きむしれば、ひっかき傷から細菌感染などを起こす可能性もあります。毛じらみに寄生されないためには、毛じらみが生息できないパイパンがおすすめです。

また、毛じらみは性的接触やアンダーヘアの直接接触を介して他者に寄生します。男性のパイパンは、パートナーを毛じらみから守ることにもつながります。

アンダーヘアの有無は、自分が将来介護される立場となったときにも影響します。性器や肛門周りにアンダーヘアがあると汚れが取れにくく、介護をする方が苦労するためです。

また、身体の状態によっては、着替えや入浴を家族に介助してもらうケースもあります。衣服の着脱を介助してもらう際も、アンダーヘアがないほうが介護の手間がかかりません。

パイパンにすれば下着の蒸れも軽減でき、身体を清潔に保ちやすくなります。将来的に介護される立場となることを想定したとき、パイパンは多くのメリットがある選択です。

男性がパイパンにすることは、衛生面や性生活の面などで多くのメリットがあります。

一方で、パイパンにはいくつかのデメリットがある点も事実です。パイパンにするべきか悩んでいる男性は、パイパンにするメリットと同時にデメリットもしっかり把握し、メリット・デメリットを比較検討しましょう。

ここでは、男性がパイパンにする3つのデメリットを解説します。

男性がパイパンにすることは、海外では比較的メジャーであるものの、日本ではまだ広く認知されているとは言えません。「男性の陰部は毛深いもの」という先入観を多くの人が持っています。銭湯や温泉などの陰部が人目に触れる場所では、周囲の視線が気になる可能性もあるでしょう。

しかし、銭湯や温泉であっても、他人の陰部をまじまじと凝視する人はほとんどいません。パイパンにした下半身を見られていると感じる場合は、他人を意識しすぎている可能性も高いと言えます。

どうしても気になる方は、タオルで陰部を隠すことで、周囲の視線をシャットアウトできるでしょう。

女性の中には、パイパンの男性に対して「遊んでいる人」というイメージを持つことがあり、パートナーに浮気を疑われやすくなる可能性もあります。パートナーに良く思ってほしくてパイパンにしたのに、浮気を疑われやすくなるのではデメリットが大きいと感じる男性も多いでしょう。

ただしパートナーは、男性のパイパン自体にマイナスの印象を受けるわけではありません。多くの女性は男性に対して清潔感を求めており、陰部にアンダーヘアがないパイパンは、実際には女性受けが良いと言えます。

パイパンで浮気を疑われないためには、パートナーにきちんと話しておくことが大切です。「清潔にしたかったから」のように理由を説明すれば、パートナーも理解してくれるでしょう。

アンダーヘアの処理方法には、カミソリや除毛クリームなどの手段があり、自己処理でパイパンにすることもできます。しかし、自己処理でのパイパンは手間がかかる点がデメリットです。

性器周辺や肛門は、鏡を使っても見えにくい部分が多く、アンダーヘアをきれいに処理する難易度は高くなります。カミソリを使う場合は刃が横滑りして肌を切る可能性もあり、注意しながら処理を進めなければなりません。

また、カミソリや除毛クリームで自己処理をしても、きれいなパイパンにすることは簡単ではありません。処理を忘れている箇所があったり、剃った毛が再び伸びたりして、何度も処理をする必要があります。

男性がパイパンにする際は、脱毛サロンの利用がおすすめです。脱毛サロンでお手入れすることで、処理のし忘れがない、きれいなパイパンにできます。

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パイパンの男性に対する女性の意見は、肯定的な意見が多くなっています。「パイパンは清潔感がある」「毛が落ちなくていい」のように、女性も男性のパイパンにメリットを感じています。毛深い肌やアンダーヘア自体に不快感をおぼえるという意見もあり、パートナーにパイパンを求める女性は少なくありません。

一方で、パイパンの男性に対して否定的な意見を持つ女性もいます。男性のアンダーヘアは毛深い状態が普通であり、毛のないツルツルの状態は違和感があると感じる方もいるのでしょう。

ただし、完全なパイパンには否定的であっても、男性にはアンダーヘアのお手入れをしてほしいと考える女性もいます。特にパートナーとなる男性に対しては、アンダーヘアが伸びすぎないよう整えて清潔感を出してほしいという女性が多い傾向にあります。

パイパン賛成派・反対派の両方があるものの、多くの意見で共通している認識は「アンダーヘアのお手入れはエチケットである」という点です。

女性自身もムダ毛処理やVIO処理に時間とお金をかけています。男性にも同じように、アンダーヘアに気を遣ってほしいと考えるのは自然な流れと言えるでしょう。

完全なパイパンには抵抗を感じる男性も、陰毛を短く整えるなどのアンダーヘア処理はエチケットとして行うことがおすすめです。

男性がパイパンにする場合は、さまざまな方法があります。自己処理をする、専門のお店を利用するなど、処理方法で迷う方も多いでしょう。

パイパンにする方法によっては、処理に多くの手間がかかったり、肌荒れなどのトラブルにつながったりする点にも注意してください。

特に自己処理の場合はケガに気を付ける必要があります。パイパンにする方法にはそれぞれメリット・デメリットがあるため、自分にとってメリットの多い方法を選びましょう。

ここでは、男性がパイパンにする場合に選択できる方法として、代表的な4つの方法を紹介します。

カミソリでアンダーヘアを剃る方法です。カミソリを使う場合は、シェービングクリームやジェルも用意します。

●メリット

●デメリット

カミソリは気軽に行えるアンダーヘアの処理方法であるものの、多くのデメリットが伴います。パイパンの状態を長く保ちたい男性には向かない方法です。

除毛クリームで毛を溶かして処理する方法です。アンダーヘアにはVIO対応の除毛クリームを使用しましょう。

●メリット

●デメリット

除毛クリームはツルツルのパイパンにできるものの、多くのデメリットもあり、長期的にパイパンを保つ方法としてはおすすめできません。

ブラジリアンワックスは、専用のワックスを肌に塗布し、固まったワックスと一緒に毛をはがして抜く脱毛方法です。一般的に専門のサロンで施術を受けます。

●メリット

●デメリット

ブラジリアンワックスは効果が高い反面、施術に強い痛みを伴う方法です。パイパンを保つには定期的な施術が必要であり、施術のたびに痛みに耐えなければなりません。

脱毛サロンで光脱毛施術を受けて、パイパンにする脱毛方法です。近年は男性向けのVIOコースを用意している脱毛サロンが増えています。

●メリット

●デメリット

脱毛サロンの光脱毛はデメリットもあるものの、施術回数を重ねるごとに高い減毛効果が期待できます。アンダーヘアを処理してきれいなパイパンにしたい、アンダーヘアの毛量を減らしたいという男性は、脱毛サロンがおすすめです。

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男性がパイパンにすることには、多くのメリットがあります。たとえば、パイパンにすることで陰部を清潔に保てるようになり、かゆみや蒸れ、ニオイを防げるようになります。また、部屋にアンダーヘアが落ちなくなったり、パートナーとの性生活をより楽しめるようになったりと、女性からの評判も良くなるでしょう。

一方で、「周囲に見られるのが恥ずかしい」「遊んでいる人というイメージを持たれる」「処理に手間がかかる」といったデメリットもあります。アンダーヘアを楽に処理する方法としては、脱毛サロンがおすすめです。

脱毛サロンを利用すれば、きれいなパイパンを実現できるほか、いきなりパイパンにすることに不安がある場合は、毛量を少なくしたり形を整えたりするといった施術もできます。メリットとデメリットを考慮した上で、アンダーヘアをしっかりお手入れしましょう。