背中脱毛ができるかは肌荒れの状態による

背中の脱毛ができるか否かと肌荒れの状態に関係があります

背中の脱毛を希望する人の中には、もともと汗っかきで背中にニキビができて困っているなどの人も見受けられます。このような場合、ニキビ対策として背中の脱毛を考えることもあるでしょう。
もしもニキビの状態がひどく、広範囲に亘って肌荒れしている場合には、施術ができないことがあります。また脱毛後の刺激などでかえって肌荒れを引き起こすこともあるため気をつけましょう。

肌荒れがひどい時に施術は受けられません

背中の肌荒れがひどい時に施術は受けられません

脱毛サロンでの光脱毛は、皮膚に生えている毛の黒いメラニン色素に反応する光を照射することで、毛の毛根に熱を加え、細胞を破壊する働きを持っています。施術の際はわずかではあるものの痛みを伴い、出力を間違えてしまえば火傷する危険性もあるものです。
このため基本的に施術においては、肌に多少のダメージを与えることになります。そこで肌が荒れている時は、肌の負担を考えて施術を見送るのが一般的です。

【広範囲にわたる肌荒れに注意しましょう】
とくに施術が見送られるパターンとしては、背中全体にニキビができているなど広範囲の肌荒れが起きている時になります。わずかな肌荒れであれば、その部分を避けて施術したり、あるいはニキビがポツンとできている部分にシールを上から貼ったりなどして対応したりするサロンも多くなっています。
しかし広範囲の場合は避けることもカバーすることもできないため、施術できないのです。

【日程をずらす場合にはサロンに相談しましょう】
「背中にニキビができているから、治るまで待ってから施術してもらおう」と考える人もいるでしょう。しかしそのような時には一度サロンに相談するのがベターです。
光脱毛は毛周期に関係して、正しいタイミングで行わないと効果が薄くなってしまいます。背中の毛はすべてが一度に生えているわけではなく、もともとある毛穴から生える毛のうち、何割かが現在生えており、サイクルを終えて抜け落ちるとそれまで休んでいた別の毛が生えてくるという仕組みになっています。
そのため時期をずらしてしまうと一部の毛に施術が行き渡らず残ってしまうことになるのです。サロンに相談しておくことで、このようなリスクを減らすことができます。

背中の肌荒れには3種類ある

背中の肌荒れには3種類があります

背中の肌荒れと一口に言っても、その症状は人によってさまざまです。代表的な症状としては3種類あります。
実は自分が思っていたものと実際が違う症状であることもあるため、よく確認しましょう。病院やサロンで確認してもらうのもおすすめです。

【ニキビ】
背中に出来やすい代表的な肌荒れがニキビです。ニキビは毛穴に皮脂が詰まり、そこにアクネ菌が繁殖することで起きます。
背中には皮脂腺が多く、産毛のような毛が密集して生えているためとくに毛穴に皮脂が詰まりやすいと言われているのです。また背中は汗をかきやすく蒸れやすいことも、菌の繁殖の原因として挙げられます。

【毛嚢炎】
ニキビとよく混同されがちなのがこの毛嚢炎です。毛嚢炎は皮膚にもともと存在している常在菌に感染してしまうことで起こります。
通常は常在菌というだけあり肌は常在菌に耐えられる程度に保護機能を持っています。しかしストレスや刺激などで保護機能が低下すると、常在菌に感染してしまいニキビのような赤いぶつぶつができてしまうのです。 カミソリ負けによる赤いぶつぶつもニキビではなくこの毛嚢炎になります。

【あせも】
汗を多くかいた時に、その汗が皮膚の周囲の組織を過剰に刺激して炎症を起こすのがあせもです。とくに痒みを伴うのが大きな特徴となります。
ただ し毛嚢炎などであっても気になって触っていると手の菌がうつりかゆみを伴うことや、その結果掻き壊してしまうこともあるため、あせもにしろ毛嚢炎にしろ慎重に対処することが大切です。基本的には清潔を保つことが対処方法となります。

脱毛後に肌荒れが起きる場合があります

肌荒れしているところに脱毛処理を行うのではなく、綺麗な肌に脱毛処理を行ったにも関わらず、脱毛後の肌に肌荒れが起きてしまうことがあります。脱毛後の肌は通常時に比べて保護機能が弱っているため、肌トラブルを起こしやすくなっています。
よく注意しましょう。

【肌荒れの多くは毛嚢炎です】
脱毛後に起きる肌荒れの多くは、赤いぶつぶつができることがありますがニキビではなく毛嚢炎です。脱毛すると毛に光を照射して熱を伴うことで、肌にダメージを与えてしまいます。
そのため肌の保護機能が低下してしまうのです。そこへ常在菌に感染してしまったことにより毛嚢炎が起きます。
油が詰まっているわけではないためニキビではありません。

【背中を清潔に保ちましょう】
毛嚢炎などの肌トラブルのもっともな対処法は背中を清潔に、かつ刺激を与えず保つことです。風呂に入った際はこすったりせず、流すだけに留めるか泡で丁寧に洗いましょう。
また刺激の強いボディソープなどを使わず石鹸など低刺激のものを使うことも大切です。流し残しなどがないように注意しましょう。
その他、できるだけ汗をかいたらそのままにしないこと、仰向けで寝るなど背中を刺激する行為をできるだけ避けることなどが重要となります。

肌が弱い場合は施術の際のコンディションに注意しましょう

もしもともと肌が弱い場合は施術を受けた後に、毛嚢炎が起こる可能性もあります。そのため施術を受ける前にあらかじめ肌のコンディションを整えておくなどの工夫が必要です。

【サロンのスタッフに伝えておきましょう】
とくに肌が弱いのであれば、サロンのスタッフにあらかじめ肌が人よりデリケートであることを伝えておくのがベストです。医療機関ではないため治療などはできませんが、出力などを調整してくれたり肌の様子を確認してくれたりなどできるだけのことをしてくれるでしょう。

【ストレスフリーな生活を心がけましょう】
肌は1日や2日で入れ替わるようなものではなく、もともとの体質やストレスなど生活習慣も強く影響します。背中の脱毛は大体1ヶ月から3ヶ月周期程度で行うことが一般的であるため、背中の脱毛をしている期間はできるだけストレスのかからない生活を心がけましょう。
健康的で規則正しい生活を意識し、食生活もバランスよく食べるなどしておくと肌によい影響があります。

【肌に刺激を与えないようにしましょう】
脱毛すると決めたなら、できるだけ肌は優しく大切に扱うことが大切です。とくに気にしたいのが脱毛が完了するまでの普段のお手入れでしょう。
一度で脱毛が完了するわけではない以上、それまで定期的に生えてくる毛は処理しなければなりません。もしカミソリや除毛クリームなど、肌に負担の大きいものを使っている場合は電気シェーバーに変えるなどするだけでもだいぶ違うはずです。
こうした細かいことの積み重ねで肌荒れを防ぎやすくなります。

背中の脱毛と肌荒れには関係がある?

背中の脱毛ができるか否かと肌荒れの状態に関係があります

背中の脱毛を、ニキビ予防目的で行う人もいるかもしれません。もしすでにニキビができているのならば、施術はできない可能性が高くなります。また脱毛後の刺激で肌荒れを引き起こすことがあるため、注意が必要です。

背中の肌荒れがひどい時に施術は受けられません

サロンでの光脱毛は肌に負担をかけるため、肌に広範囲にわたってダメージがある時は施術できないのが一般的です。施術を見送る場合はサロンに相談した方が、周期の調整をしやすいでしょう。

背中の肌荒れには3種類があります

背中の脱毛時によく見られるトラブルとしては、ニキビ・毛嚢炎・あせもがあります。いずれも異なるトラブルであり、原因も症状も違うため混同しないようにしましょう。肌荒れが起きたら清潔を保つことが重要です。

脱毛後に肌荒れが起きる場合があります

脱毛後は肌の保護機能が落ちているため、毛嚢炎などを引き起こしやすいと言われています。ニキビではありません。毛嚢炎が起きてしまったら背中の清潔さを保ち、刺激が少なくなるようにとくに意識しましょう。

肌が弱い場合は施術の際のコンディションに注意しましょう

脱毛による肌トラブルを回避するためにも、事前対策が重要です。サロンのスタッフに話を通しておき、日頃の生活態度から規則正しく心がけましょう。またカミソリなど肌に刺激のあるものを避けるなど細かいことの積み重ねが大切です。

背中脱毛のよくあるご質問

肌が弱いのですが施術しても問題ないですか?

肌が弱い方の場合、施術を受けた後に、毛嚢炎が起こる可能性もあります。そのため施術を受ける前にあらかじめ肌のコンディションを整えておくなどの工夫が必要です。事前にスタッフに相談しストレスのない生活習慣を心がけましょう。