背中の脱毛によって汗による影響を少なくする

背中の脱毛によって汗による影響を少なくできます

背中は汗をかきやすい部位と言われています。しかし汗のかきやすさやその汗による肌トラブルには背中の毛も少なからず関係しており、脱毛することで背中のトラブルを少なくできると考えられているのです。
背中の毛がなくなることで意外な違和感を抱くこともあるため、事前に背中の汗がもたらす影響を知っておくとよいでしょう。

背中は汗をかきやすい場所です

もともと背中は皮脂を分泌する皮脂腺が集中しており、意外と皮脂や角質の汚れなどがたまりやすい部分です。また汗を分泌する汗腺も背中にはたくさんあります。
そのため知らないうちに背中にニキビができていたり、あせもや湿疹などができていたりすることがあるのです。

【背中の毛が汗や汚れを受け止めます】
背中に生えるのはだいたいが産毛のような細く短い毛です。産毛が、密集して生えることにより、背中にかいた汗や、皮脂腺から分泌された汚れを受け止めてしまいます。
お風呂でよく洗えば問題ないのですが、ご存じの通り背中は手入れがしにくい場所です。行き届かない部分が出てくるとそこに汚れがたまってしまい、肌トラブルや強烈な汗の臭いなどの問題を引き起こしやすくなるのです。

【背中の脱毛は肌トラブル対策になります】
背中を脱毛することで、毛に汚れがたまりにくくなり、また汗が付着して蒸れることもなくなります。そのため肌の衛生を保ちやすくなり、結果的に背中のニキビやあせもなどの肌トラブルを減らす役に立つでしょう。
ちなみにレーザー脱毛や光脱毛の光には肌を殺菌する作用もあると考えられています。もちろん一時的なものにすぎませんが、こちらもニキビなどの対策になるものです。

背中を脱毛して汗の量が増減することはない

背中を脱毛して汗の量が増減することはありません

人によっては、背中や脇などを脱毛した後汗の量が増えたと感じる人もいます。たとえば脱毛前は気にならなかったのに、脱毛したら急に服が汗でぐっしょりと濡れるようになったなどです。
しかし脱毛やその施術そのものに汗を増やすような効果は医学的にも考えられていません。もし汗の量が変化したと感じるなら、それは次のような原因が考えられます。

【脱毛により汗が流れ落ちやすくなります】
本来、汗をかくと体の表面の産毛など、1本1本の毛に汗がまとわりつくため、汗が下に流れ落ちる速度は遅くなります。しかし脱毛すると毛が全くないつるつるの状態になるため、汗をかいても受け止めるものがありません。
そのまま肌の表面をするすると流れていってしまうため、汗の感触を抱きやすくなります。その慣れない感覚が、まるで汗が増えたように錯覚させるのだと考えられているのです。

【脱毛すると服が汗に濡れやすくなります】
脱毛前であれば、毛が密集している部分は毛と毛の間に空気が入り、また毛の長さの分だけ服と皮膚の間に隙間ができるため、ワンクッション置いた状態になっています。しかし毛がなくなれば服がダイレクトに皮膚に触れるため、汗を吸いやすくなるでしょう。
そのため余計に汗で服が濡れやすくなったと感じるのです。

【毛がなくなった分表面積が減ります】
1本1本の毛は細いものの、生えている数は多いため、トータルで見ると毛の表面積は相当なものです。表面積が増えるということは、それだけ空気に触れる面積が多いということになります。
空気に効率よくさらされることで汗が蒸発しやすくなり、また蒸発した時の気化熱で体温調節もできるのです。
しかし脱毛するとこの効果は失われます。汗が蒸発しにくく残った結果、汗の感触を強く感じることになり、汗をかきやすくなったと錯覚するのです。

背中の脱毛後は汗対策に注意

背中の脱毛後は汗対策に注意しましょう

脱毛直後の背中はとてもデリケートになっており、普段ならなんてことはないわずかな刺激でも耐えられない場合があります。そのため脱毛直後や肌が回復してくるまでの期間は肌の扱いや汗対策の方法に注意しましょう。

【制汗剤は脱毛直後は控えましょう】
脱毛の施術を受けた後に背中に汗をかいたと思い、制汗剤などを使うと背中に思わぬ刺激を与えてしまうことがあります。施術を受けるサロンでも一通り説明はあるはずですが、制汗剤を利用したり、タオルでごしごし擦ったりするのはやめましょう。

【汗をかく行為も控えましょう】
運動などで、逆に汗を普段よりかく行為も控えましょう。運動すると体温が上がりますが、体温が上がると毛穴は開きます。
開いた毛穴を通して汗に含まれる細菌や背中の常在菌などが侵入してしまうため、背中のニキビや毛包炎などの原因となることがあるのです。最悪、次の施術が受けられないことにもなりかねないため、肌は優しく丁寧に扱うことが大切です。

汗を止める方法を知っておきましょう

脱毛後は背中の汗を意識することがなにかと多くなるかもしれません。施術を終えて肌が回復した後であれば制汗剤などを利用しても問題ありませんが、使えない時期や、持っていない場合など汗が止まらず困ることもあるでしょう。
そこで汗を止める方法、あるいは流れても気にならない方法をいくつか知っておくと便利です。

【パッドを利用しましょう】
もっともオーソドックスな方法としてはやはり汗取りパッドや汗取り効果のある下着をつけておくことです。あるいはあらかじめ着替えを用意しておくのもよいでしょう。
汗は体温調節のために出るものでもあり、ムリやり止めるのはよくありません。汗を止めるよりは、汗が出ても気にならない環境を作っておきましょう。

【精神的発汗を知っておきましょう】
「精神的発汗」と呼ばれる現象があります。これは、とくに暑くもなく、肉体的には汗をかく必要がないにも関わらず、汗をかいていることを意識することで余計汗をかいてしまうという現象のことです。
よく、緊張して冷や汗が止まらなくなる人がいますが、それもまた精神的発汗が関わっています。
脱毛した後は背中の汗を意識しやすくなるため、恋人の前などあまり汗をかきたくない場面で汗が流れていることに焦ってしまうと、余計汗が流れてきてしまいます。極力汗を意識しないようにすることで、かえって汗を止めることができるということを知っておくと便利です。

背中の脱毛はどのくらいの期間で終わる?

背中の脱毛によって汗による影響を少なくできます

背中は汗をかきやすい部位ですが、脱毛することにより汗による背中のトラブルを減らすことができると考えられています。しかし背中の毛がなくなることによる違和感が出る場合もあります。

背中は汗をかきやすい場所です

背中には皮脂腺や汗腺が多く存在しており、汗をかきやすい部位となっています。ここから出た皮脂や汗が本来背中に生えた毛に絡み、ニキビなど肌トラブルの原因となるのです。脱毛することでこのトラブルを抑えやすくなると考えられています。

背中を脱毛して汗の量が増減することはありません

背中を脱毛すると毛の分の表面積が減り、汗を受け止めるものがなくなるため汗をより感じやすくなります。そのため服が汗に濡れやすくなり、汗の量そのものは増減していないにも関わらず、汗が多くなったと感じる人もいるでしょう。

背中の脱毛後は汗対策に注意しましょう

背中の脱毛直後は背中の肌が敏感になっています。普段はなんともない行為でも気をつけましょう。汗を気にするあまり制汗剤を使ったり、運動して汗をかいたりする行動が背中に負担をかけてしまう場合もあります。

汗を止める方法を知っておきましょう

脱毛によって汗が流れやすくなり困っている場合は、汗取りパッドなどの機能がついた下着をつけたり、汗そのものを極力気にしないようにしたりするのが効果的です。脱毛することで発生する汗のリスクと上手につき合いましょう。

背中脱毛のよくあるご質問

脱毛したら汗の量は減りますか?

背中を脱毛しても汗の量が増減することはありません。人によっては、背中や脇などを脱毛した後汗の量が増えたと感じる人もいますが、それは背中の毛がなくなったことにより、汗が溜まりにくくなったためです。