足脱毛にカミソリを使うのは有効的なのか？

足毛の脱毛をカミソリで行うのは手軽にできます。刃を肌に滑らせるだけでいいので、入浴のついでにさっと短時間で剃れて何よりリーズナブルです。しかし、カミソリでの処理は、肌が敏感な人だと肌荒れを起こす可能性があります。刃が肌に当たると傷がつき、そこから雑菌が入り込んで炎症を起こしてしまい、痛みやかゆみなどの不快感が残ります。また、かくと湿疹ができる場合や、傷が膿んでしまうこともあるでしょう。

毛は通常先端が細くなっています。しかし、カミソリで剃ると太い毛の根元からカットされ、生えてくる毛の先端部の断面が大きくなるので、毛が濃くなったように見えることがあります。何度もカミソリでの処理を繰り返すと、外部の刺激から肌を守るために毛が徐々に太くなるとも言われています。カミソリで剃ってもすぐに毛が生えてきてしまい、肌がちくちくして見た目にも黒いボツボツが目立ち、余計汚く見えてしまうリスクもあるのです。他にも、カミソリでの処理の頻度が高くなると毛根から生えてくる毛が何らかの原因で皮膚の中に留まり、埋もれてしまう埋没毛になりやすいとも言われています。

カミソリを使う時に、肌を傷つけないようにするために必ずシェービングフォームを使いましょう。入浴のついでだからと石鹸やボディソープを使うと、うまく刃が滑らずに足毛がキレイに除去できず、肌の角質を削り取ってしまうこともあります。また、逆に何もつけないでカミソリを当てると肌への負担が大きくなるのでやめましょう。更に、足毛を剃る方向にも注意が必要です。いきなり始めから毛の流れ、生えている方向に逆らって剃るのはNGです。特に長い毛を逆向きにカミソリの刃で引っ張ると、毛穴が広がり、肌が傷つくリスクが高まるでしょう。

刃を1回肌に当てるだけでは、なかなか毛が全てキレイに剃れないこともあります。剃り残した毛をキレイにするために何度も刃を往復させることがありますが、肌荒れをひどくすることにもつながるのでやめましょう。できる限り根元から剃ろうとして、刃を強く当てる人もいますが、これも角質を削ぎ落して肌が傷つき、出血することがあるので控えた方が良いです。同じカミソリを使い続ける人がいますが、使用回数が増えると刃こぼれが起きたり、刃がさびるなど切れ味が落ちてきます。切れないカミソリで足脱毛を行うとより肌荒れしやすくなってしまいます。カミソリは1ヶ月に1回は新しいものに交換するようにしましょう。

足毛をカミソリで剃る際は、できる限り肌を傷つけない方法で行いましょう。まず、カミソリを使うのは入浴時が効率的よいです。湯船につかると肌が温まるので、柔らかく伸びやすくなります。毛も水分を含んで柔らかくなるので、力を入れて何度も刃を肌の上で往復させなくてもスムーズに剃れるようになります。湯船に浸からない場合は、温かめのシャワーを足毛の部分に当てましょう。適度に水分をふいて、シェービングクリームをやや多めに塗るなどのケアが大切です。足毛が長い場合は、いきなりカミソリを使うとキレイに剃りきれない可能性があります。そのため、まずはハサミで適度な長さにカットしておきましょう。

剃る時は、肌を反対の手で引っ張り、毛が生えている方向に向かってカミソリの刃を動かします。逆方向に刃を動かすと、長めの毛が引っ張られて肌を傷めることがあるからです。今度は、同じように毛が生えている方向とは逆に肌を引っ張り、カミソリの刃を動かします。肌を引っ張ると、寝ていた毛がピンと直立して刃を当ててもカットしやすい状態になります。

カミソリを使えば手軽に足脱毛ができますが、刃が肌の上を往復することで角質が毛と一緒に削がれ、肌が荒れやすい状態になってしまいます。特に肌の弱い人は避けた方が良いでしょう。足脱毛を行うなら、メンズエステに通うのが有効的だとされています。エステはもはや女性だけが利用する場ではありません。男性専用のエステも増えており、ムダ毛が気になる男性が気軽に通える空間になりつつあります。メンスエステでは、特殊な光を当てて毛の脱落を促し、発毛を阻害する光脱毛を取り扱うところが増えています。

光脱毛は、発生させた熱の力が毛根に作用します。熱といっても肌に感じる温度はさほど高くないので、熱さや痛みをダイレクトに感じることはほぼないとされています。また、カミソリのように肌ダメージもほとんどないので、敏感肌の人でも安心して受けられるケアです。光脱毛は毛の生え変わる周期、毛周期に沿ってケアが進められます。足毛は目に見えている部分は全体の3分の1にしか過ぎないため、数回に分けて肌の下から成長をして出てきた毛を除去する必要があります。大体頻度は1ヶ月半～2ヶ月に1回ケアを受け、全体では8回程度で完了するのが一般的です。ただ、毛量などは個人差があるので一概には言えないので、エステのスタッフともよく相談して回数などを決めるようにしましょう。