硬毛化や増毛化の仕組み

脱毛をした後に「ひげやムダ毛が太く濃くなる」「毛量が増えたように感じる」ことがまれにあり、このような現象は、硬毛化・多毛化(増毛化)と呼ばれています。毛をなくすために脱毛としているのに濃くなったり増えたりするのは、できれば未然に防ぎたいものです。

この記事では、硬毛化や増毛化の仕組みや現象、対処方法について紹介しています。適切な脱毛方法を知ったり、自分に合った脱毛サロンやクリニックを選んだりするために、ぜひ役立ててください。

硬毛化(こうもうか)とは?

ひげやムダ毛の脱毛をした後に、毛が硬くなったように感じたことはないでしょうか。もしかしたら、硬毛化(こうもうか)が起こっているのかもしれません。ここでは硬毛化とは何か、その仕組み、似たような現象の「多毛化(たもうか)・増毛化」とはどう違うのかなどについて解説します。

硬毛化が起きる仕組み

硬毛化は、光脱毛やレーザー脱毛を受けた後に、脱毛の前よりも毛が太く、濃くなってしまう現象のことです。硬毛化の原因ははっきりとわかってはいませんが、毛を作り脱細胞が脱毛の刺激によって活性化することで起きるのではないかとされています。

エステサロンや家庭用脱毛など、パワー(刺激)が小さい脱毛方法では、硬毛化が起きないという意見もありますが、そうともいいきれません。エステサロン脱毛や医療脱毛、家庭用脱毛器のどの方法でも、硬毛化が起きることがあります。また、性別や年齢、体質に関係なく、どの人に起こってもおかしくありません。

硬毛化と多毛化(増毛化)の違い

硬毛化と多毛化は、同じに見えてしまうこともありますが、仕組みは違います。

硬毛化:脱毛後に太く、濃い毛が生えてくること
多毛化:今まで毛が生えていなかった毛穴から毛が生えてくること

つまり、11本の毛の存在感が大きくなってムダ毛が増えたように感じるのが硬毛化、毛の本数が増えたことで同じように感じるのが多毛化です(多毛化のことを増毛化と呼ぶこともあります)。

厳密にいえば、多毛化といっても畑にまいた種のように新たにできた毛穴から毛が生えてくるわけではありません。休眠状態だった毛穴が脱毛の刺激によって活性化して生えてくるため、毛量が増えたように感じるだけです。毛穴の数はもとから決まっており増えるわけではありません。

多毛化には毛周期が大きく関係しています。この毛周期という言葉は、どこかで耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか。毛には「脱毛に適したメラニン量が多い(色が濃い)成長期」「成長が止まって抜け変ちるまでの退行期」「毛が抜けた後に次の毛が生えるのを待っている休止期」の3段階があり、これらのサイクルを繰り返しています。つまり、生えては抜けての繰り返しです。

休止期の毛はそのまま生えてこないこともありますが、脱毛の刺激で毛が生え始めた場合などの場合に、多毛化(増毛化)が起こったとされます。多毛化と硬毛化は似ている現象ですが、仕組みそのものは違うのです。

硬毛化・多毛化(増毛化)の原因

結論からいえば、硬毛化と多毛化(増毛化)の原因は、今のところはっきり解明されていません。考えられる原因として確率が高いのは、「光やレーザーの刺激によって、毛根やその周りの細胞が活性化する」というものです。光脱毛やレーザーでの脱毛は、メラニン色素(毛の色の成分)に反応させて熱の力で毛根と周りの細胞を処理します。これが何らかの刺激となり、硬毛化と多毛化を引き起こすのではないかという説です。

特に産毛などメラニン色素が少ない毛では、あまり大きな熱が発生しません。かえってこれが毛根を活性化させて、毛を太く・濃くさせたり、休止状態の毛根を目覚めさせたりするのではないかといわれています。

硬毛化が起きる確率

公的機関や国内の脱毛機器メーカーなどから発表されている、硬毛化が発生する確率についての数値はありません。ある程度信頼できるデータとしては、スペインの医療脱毛器メーカーが公表した10%程度という数値があります。また、国内のサロンやクリニックが実績から推定した110%という数値が出ています。

ただし、これらは公的機関などによって科学的証明されたデータではありません。海外の数値は日本人の平均に当てはまるわけでもありません。しかし、いずれにしても、おおよその確率としては特に高い確率ではなく、過度に心配する必要はないでしょう。

注意したいのは「過去に硬毛化した人はいない」などとアピールしているサロンやクリニックです。硬毛化リスクは高くはないものの、ゼロではないこともまた確かなので、これは少々言い過ぎかもしれません。経営歴が短い(施術数が少ない)、お客を集めるためのキャッチコピーという可能性も否めません。実績はあるのか、技術力は高そうか、などをしっかり見極めてサロンやクリニックを選びましょう。

硬毛化が起こりやすい脱毛部位

硬毛化が起こりやすい部位

硬毛化が起こりやすい部位は産毛が多く生えているところです。以下の部位は、毛が細く薄いので、硬毛化が起きやすい傾向があります。ちなみに、多毛化が起こりやすい脱毛部位の傾向も同じです。

・背中
・お腹
・太もも
・二の腕
・肩
・頬
・うなじ

上記の部位とは逆に、ひげやすね毛などの毛が太く濃い部位は、硬毛化が比較的発生しにくいのが特徴です。ただし、原因がわかっていないため、どの部位で起こってもおかしくはありません。リスクを理解したうえで、脱毛することを決めましょう。たとえば、うなじや背中は自己処理がしにくい箇所ですが、施術をしてもらうか少し面倒なものの自分で剃るか選ぶことになります。

硬毛化が起こりやすいのはどんな人?

先述したとおり、硬毛化が起こる原因は明確にわかっていません。以下に硬毛化が起こりやすい人の特徴をあげますが、条件に当てはまった人が必ずしも硬毛化になるとは限らず、条件に当てはまらない人に硬毛化が起きることもあります。

2030
・体毛が全体的に薄め
・体毛の密度が高い
・毛根が深い
・いろいろな向きに毛が生えている
・ホルモンに関連した薬またはサプリを服用している
・ニキビなどの肌トラブルがある
・施術中に痛みを感じやすい
・施術後に赤みが残りやすい

これらの条件に当てはまる人は、男性・女性に関係なく硬毛化が起こりやすいといわれています。ただし、硬毛化との因果関係ははっきりとは証明されていません。硬毛化が起きやすい毛質の人や、肌ストレスを受けると硬毛化しやすい肌質の人の多くが、これらの条件に当てはまりやすいというだけです。

しかし、チェックリストとしては十分使えます。上記の条件に当てはまる場合や、自分の毛質や肌質を確認してもらいたいなど気になることがある場合は、サロンやクリニックに相談しましょう。無料のカウンセリングを実施しているところもあるため、事前に不安を解消したり、リスクを納得したうえで施術を受けたりするのに役立ちます。

硬毛化を予防する方法

硬毛化や多毛化の原因が明確になっていない以上、100%予防できる方法は残念ながらありません。しかし「技術が高いスタッフがいる」「実績がある」などをチェックすることで、ある程度リスクを低くできます。

また、万が一起きてしまったときに、適切に対処してもらえるかどうかも重要です。丁寧な施術をしてくれるかどうかは、サロンやクリニックの対応である程度わかります。たとえば「カウンセリングのときに硬毛化や多毛化についての説明があるか」「質問をしたときに親身に答えてくれるか」などがチェック項目です。また、万一、硬毛化や多毛化が起きてしまった場合に対処してもらえるのかどうかも聞いておきましょう。

硬毛化したときの正しい対処法とは?

もし、脱毛後に硬毛化してしまったら、どのように対処したらよいのでしょうか。ここでは適切な対処法とおすすめしない対処法を解説します。まずは施術を受けているサロンやクリニックに相談してみるべきですが、知識として知っておくと相談するときにも役立ちます。

適切な対処法はニードル脱毛への移行

結論からいえば、硬毛化してしまったときの適切な対処法は脱毛方法を「ニードル脱毛」に変えることです。光脱毛やレーザー脱毛で起きる硬毛化は、ニードル脱毛ではほぼ起きないことが知られています。

ニードル脱毛(美容電気脱毛)は、アメリカのFDA日本の厚生労働省にあたる公的機関)から唯一「永久脱毛」として認められている脱毛方法です。ニードル脱毛は、目の周りの眉や鼻毛など、レーザーや光脱毛では脱毛できない細く薄い毛の脱毛もできるのが特徴です。そのため、毛周期が変わることでまた生えてくる毛もあまりありません。

ニードル脱毛は「電気針」などと訳されることもあるため、「痛みがあるのでは?」と不安になる人もいるでしょう。確かに、電気で11本の毛根にダメージを与える方法のため、レーザー脱毛や光脱毛よりも強い刺激を感じる人はいます。しかし、傷みが少ないニードル脱毛を採用しているサロンもあります。また、高い技術を持ったスタッフが施術をすることで痛みが減ることも確かです。

光脱毛やレーザー脱毛を希望する場合でも、万一、硬毛化してしまったときの保険としてニードル脱毛を行っているかチェックしておくことをおすすめします。ニードル脱毛をしていないサロンでは、硬毛化が起きたときの効果的な対処法を持っていないことになるからです。「脱毛が終わる前に中断されてしまった」などとならないためにも、サロンは慎重に選びましょう。…ニードル脱毛(針脱毛)の詳細はこちら

様子を見ても硬毛化した毛は「ほぼ変わらない」

硬毛化した際にサロンやクリニックに相談すると「生え変われば薄くなるかもしれない」などと、様子見を提案されることもあるようです。しかし、一度硬毛化してしまうと、次の発毛サイクルでも同じ状態の濃い毛が生えてきます。もちろん、硬毛化の仕組みがわかっていないため、改善される場合もないとはいえませんが、現実的には放置してもよくならないケースがほとんどです。

脱毛を休止してしまうと、状態が改善されないうえに脱毛完了まで時間がかかってしまうのもデメリットです。期間が決まっているサロンを利用する場合には、追加料金が発生してしまうかもしれません。

照射の出力をあげても「ほとんど効果はない」

硬毛化の対処として「光やレーザーの出力を高くする」ことを提案されることもあります。このようなケースでは「照射レベルが合っていなかったから硬毛化が起こったのではないか」などと説明されるのが一般的です。しかし、照射出力をあげたことで硬毛化が改善した事例はほぼありません。出力を高くしたり波長を変えたりして脱毛しても、再び太くて濃い毛が生えてきます。

高出力にした場合、肌に負担がかかりやすいため、やけどや肌荒れなどの肌トラブルが起きるリスクもあります。もともと肌がデリケートな人や肌の病気を持っている人は、特に注意しましょう。

こうした施術をしていては、脱毛で一時的にきれいになっても、また硬毛化した毛が生えてくるため、いつまで経っても脱毛が完了しません。1年間無料で追加施術などの「硬毛化保証」がついてくるサロンやクリニックなら安心と思う人もいるかもしれません。しかし、同じ脱毛方法を続けていれば、期間が過ぎてしまうことも考えられます。最初のカウンセリングのときに、硬毛化したときの対処法や詳しい保証内容について確認しておくことが必要です。

硬毛化を自分で見分ける方法

「できるだけ早く硬毛化を発見したい」「脱毛による硬毛化なのか、単なる毛質の変化なのか見分けたい」などと思う人もいるでしょう。しかし、自分で判断するのは意外に大変です。

まず、施術を受けてすぐには判断できません。脱毛後すぐに生える毛は、照射を受けてない毛穴から生えてくる毛なので硬毛化と誤解しやすいからです。施術時は休止期だった毛(照射を受けていない毛)なので、脱毛によって太く濃くなったわけではありません。

硬毛化を疑えるのは、照射を受けた毛がすべて抜けて次の発毛サイクルで毛が生えたころ、つまり、施術後13カ月からです。もし、背中や頬など、もともと毛が薄かった場所に濃く太い毛が混ざっていたら硬毛化が疑われます。しかし、毛が生えるタイミングや個人差もあって、たまたま濃く太い毛が混ざることもあります。また、単純に気のせいということもありえるので、証拠を残して客観的に比較することも大切です。そのうえで、サロンやクリニックに相談しましょう。

「硬毛化かも?」と思ったときに取るべき行動

硬毛化への対処

先述したとおり、硬毛化している可能性があると思ったら、まずは施術を受けたサロンやクリニックに相談しましょう。その際、硬毛化したと思った部位の毛は、剃らずにそのままにしておきます。剃ってしまうと、医師やスタッフが硬毛化かどうか判断できなくなるからです。

硬毛化と認められたら、次にどのような対処をしてもらえるのか聞いてみます。もし保証がついていれば、再照射などの対応を無料でしてもらえるはずです。硬毛化への対処を断られたり、明確な回答がなかったりする場合は、サロンやクリニックの変更も検討しましょう。

脱毛サロンを選ぶときのポイント

ここでは、脱毛サロンを選ぶ際に調べておいたほうがよいことや注意点などを紹介します。満足できる脱毛をしてもらえるかどうかは、サロン選びでほとんどが決まります。事前にしっかりとチェックしておきましょう。

メンズ専用の脱毛サロンか?

男性であれば、メンズ専用の脱毛サロンがおすすめです。なぜなら、男性特有の濃い体毛やヒゲなどの毛質や体質についての知識や技術があるからです。男性に適した機械を導入していたり、効果的な脱毛方法を提供していたりするところもあります。

一方、男女兼用サロンは男性の料金が割高に設定されていることも少なくありません。また、女性がメインのサロンでは、男性の施術にスタッフが慣れていないこともあります。気持ちの面で考えてみても「たとえ完全個室でも、女性が近くにいると何となく落ち着かない」と感じる男性は多いのではないでしょうか。…メンズ脱毛サロンの詳細はこちら

スタッフは男性か女性か?

サロンのスタッフが男性なのか女性なのか、希望を聞いてもらえるのか確認しておきましょう。たとえば、男性スタッフなら同性としてコンプレックスや悩みを共感してもらいやすいため、相談しやすくなります。また、女性スタッフなら女性目線からの意見を聞いたり、細やかなムダ毛の処理方法を教えてもらったりできそうです。

いずれにしても、気持ちよくサロンに通えるかどうかは担当スタッフによって大きく左右されます。希望通りになりそうか、事前にチェックしておきましょう。もちろん「最初に女性スタッフを指名したものの、恥ずかしいから男性に変更したい」などのケースも考えられます。臨機応変に希望を聞いてもらえるサロンが安心です。

サロンは通いやすい場所か?

脱毛の期間は部位や範囲によっても変わりますが、1回で終わることはまずありません。通常、何度も通うことになります。できれば職場の近くや自宅の近くなど、定期的に通いやすい場所にあるサロンを選びましょう。

意外に面倒なのは、駅からバスに乗り継いだり、数十分間歩いたりしなければならない場合です。駅から遠いと雨の日や疲れている日に行くのが大変になります。ある程度の期間通うことを考えると、設備やスタッフなどが気に入ったサロンを選ぶことも大切ですが、通いやすさも考えて選びたいところです。

硬毛化にもしっかり対応してもらえるサロン選びを

硬毛化とは、脱毛の施術を受けた後に濃く太い毛が生えることです。ただし、起きる確率は10%程度なので、あまり心配する必要はありません。万が一起きたら、適切に対処してくれるサロンを選びましょう。

ALONSO(アロンソ)は、光脱毛とニードル脱毛で高い技術を持つメンズ脱毛サロンです。脱毛経験や脱毛に関する知識がない男性でも、丁寧な説明と高い技術力でスピーディーに納得がいく施術が受けられます。ひげ脱毛や体、VIOなど部位別の料金も明確で、男性・女性スタッフのいずれも指定可能です。完全個室のリラックスした脱毛で、自信を持てる体になってはどうでしょうか。

東京恵比寿のメンズ脱毛サロンAlonso(アロンソ)

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