膝脱毛で埋もれ毛ができるって本当なの？

膝脱毛をカミソリや毛抜きなど自分で行うと、埋もれ毛ができやすくなります。埋もれ毛とは、古い角質が剥がれないで積み重なり、生えてきた膝毛が外に出ないで皮膚の間に閉じ込められた状態です。
カミソリなどのセルフケアは、肌の表皮を削りとるので肌が荒れやすくなります。その結果、肌細胞の生まれ変わるサイクルである、ターンオーバーが乱れて、古い角質が溜まってしまいます。
埋もれ毛は肌の保湿やスクラブなどで除去することができます。埋もれ毛を防ぐには、セルフケアはやめてエステでの光脱毛を受けるのが効果的だとされています。

【埋もれ毛とは】
埋もれ毛は、膝などから生えてきた毛が皮膚の下に埋もれ、透けて見える状態の毛のことです。埋没毛とも呼ばれます。
通常なら毛根から発毛し、表皮を突き破って出てきますが、埋もれ毛になると皮膚の下に留まってしまいます。短いままの毛もあれば、埋もれたまま長く伸びることもあります。
埋もれ毛が増えると、肌に黒いブツブツが多数あるように見えるので見た目にも汚らしい印象を与えてしまうでしょう。触れると、肌がざらざらするので感触も良くありません。

【埋もれ毛になるまで】
埋もれ毛は、肌が荒れた状態で表面の角質が分厚くなってしまい、毛が厚い角質に閉じ込められることが原因となります。乾燥や肌へのダメージにより、角層が傷つくと肌細胞の生まれ変わりの周期である、ターンオーバーが乱れるのです。
通常、肌はどんどん細胞分裂を繰り返し、古い角質が表面に押し出されて剥がれ落ち、新しくなっていきます。膝などの毛にも生え変わりの周期、毛周期があります。
毛周期により、発毛後は成長すると自然に抜け落ちていきます。しかし、肌の古い角質が剥がれず、留まることで毛穴をふさぎ、生えてきた毛を閉じ込めてしまうことが埋もれ毛の原因となるのです。

【ムダ毛セルフケアが原因】
膝毛が埋もれ毛となるのは、肌荒れが原因ですが、中でも肌にダメージを与えやすいムダ毛のセルフケアが大きな要因となります。膝毛は目立ちやすいので、人目を気にしてカミソリで剃るという男性も多いでしょう。
確かに手軽なケアですが、カミソリを使うと表皮の角質も一緒にそぎ落とされてしまいます。雑菌が入り込んで炎症する、乾燥はひどくなって肌が荒れてしまうというトラブルが起こりやすくななるのです。
更に、すぐに生えてくるので頻繁にケアを繰り返すことで、ますます肌荒れが悪化し、埋もれ毛が増える原因になるとも言えます。毛抜きを使って抜く方法も、確実に毛根から脱毛できると思われがちですが、しばらくするとまた生えてきます。 そして、毛穴が引っ張られるので傷ついて炎症を起こしやすくなります。他にも、脱毛ワックスやテープなどの肌へのダメージが避けられず埋もれ毛を招くと言えるでしょう。

【セルフケアの繰り返しは埋もれ毛を悪化させる】
埋もれ毛ができると、肌が黒くボツボツに見えてしまいます。どうにかしたいと思い、もっとカミソリが肌の表面をこすって、毛を剃ろうとする男性もいるでしょう。
しかし、埋もれ毛は分厚い角質に閉じ込められているのでカミソリでこすってみても、そう簡単には毛まで到達しません。繰り返すうちに、どんどん肌が荒れて炎症がひどくなり、赤く腫れる、刺激を受けてかゆみや痛みが増し、出血して傷となる場合が多いでしょう。
悪化すると、膿んでしまう可能性もあります。無理にそぎ落とそうとすると、肌状態がひどくなるのでやめたほうが良いでしょう。

【保湿が大事】
膝に埋もれ毛ができても、古い角質が剥がれ落ち、表皮から外に毛先が出てきて自然に脱落し、排出されます。ただ、すぐには排出されず時間がかかります。
また、脱落するまでに色素が肌に沈着して、黒っぽい色が肌の残ってしまう場合もあります。膝の埋もれ毛は、まず肌がこれ以上荒れないようにケアすることが対処法として大切です。
乾燥を防ぎ、肌荒れしないようにバリア機能を高めるため、クリームなどでしっかり保湿しましょう。肌が潤いと皮膜ができて、角質を保護してくれます。
外からの刺激から肌が守られるので、肌のターンオーバーが徐々に正常化し、古い角質が剥がれ落ちるようになって埋もれ毛が肌の表面を突き破り、自然と脱落していきます。

【スクラブケアも効果的】
膝にできた埋もれ毛は、ピンセットや毛抜きで無理に引っ張りだすのはやめましょう。肌を傷つけるだけで、痛みを伴う、出血する場合もあり、結局埋もれ毛を除去することもできない場合があります。
埋もれ毛を除去する方法としては、スクラブも良いとされています。スクラブは研磨剤が含まれた主に洗顔に使うクリームです。
研磨剤により、古い角質を除去して肌をすべすべにできるとされています。更にピーリングも良いでしょう。
ピーリングは、リンゴ酸など肌への刺激の少ない酸により、角質を溶かして剥がしていきます。クリームやジェル、石鹸などの色々なタイプがあります。
スクラブもピーリングも頻回に行うと肌荒れのリスクがあるので、肌の状態を見ながら週に1回程やってみると埋もれ毛除去には効果的だとされています。

【光脱毛は仕上がりがキレイ】
膝毛の脱毛で、埋もれ毛を作らないためにはやはりカミソリや毛抜きを使ったセルフケアはやめたほうが良いでしょう。専門的なケアが受けられるエステでの膝脱毛が仕上がりにキレイなのでおすすめです。
膝脱毛の方法は色々ありますが、中でも毛の黒色に反応して、発毛を促す毛母細胞の機能を低下させる特殊は光を使った光脱毛が注目されています。機器によっては広範囲の脱毛が短時間でできるのでとても効率的だとされています。
ただ、毛には生え変わりのサイクル、毛周期があって皮膚の中で発毛準備をしている毛もあります。目に見えている部分が全ての膝毛ではないので、1回では脱毛は完了しません。
毛周期に合わせて、期間を空けて数回施術を受ける必要があります。

【痛みや肌荒れの心配もない】
気になる光脱毛での痛みについては、光の熱さを多少感じる程度で痛みはほぼないとされているので、痛みが苦手な人でも受けやすいと言えるでしょう。更に、肌への影響もほぼないので、肌が弱い人でも肌荒れを心配することなく脱毛できます。
脱毛はもちろん、毛を少し残したいという場合は、量を減らす減毛も可能です。