レーザー脱毛や光脱毛の場合、タトゥーや刺青を入れていると断られてしまったり、その部分だけ脱毛できなかったりすることがあります。白髪や硬毛化した毛もレーザー脱毛や光脱毛では対応できません。

それらを脱毛するには、ニードル脱毛がおすすめです。ニードル脱毛ならタトゥーや刺青のある箇所でも、白髪や硬毛化した毛でも脱毛することができます。さらに、ニードル脱毛は永久脱毛なので、脱毛が完了したら再び生えてくることはまずありません。

根本的にレーザー脱毛や光脱毛とニードル脱毛では脱毛のメカニズムが異なるため、脱毛を考えているならば違いを把握しておきましょう。この記事では、ニードル脱毛がレーザー脱毛や光脱毛どう違うのかを解説するとともに、ニードル脱毛の種類やメリットについても詳しく紹介します。

記事監修者情報

山下真理子 医師
山下真理子
専門科目
皮膚科
経歴
京都府立医科大学卒業後、医師に。主に美容医療に従事するが、医療専門学校にて講師を務めて、医療教育にも従事する。
資格
医師
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サロンや医療機関で行う脱毛の仕組み

脱毛サロンでよく行われている脱毛方法のひとつが光脱毛です。脱毛に対応している皮膚科や美容外科などの医療機関では、出力の高い医療用のレーザー機器を使ったレーザー脱毛を行うことができます。

脱毛サロンで行われている光脱毛も医療機関で行っているレーザー脱毛も、パワーの差はありますが実は仕組みが同じです。どちらも光やレーザーを照射し、黒い色素(メラニン色素)に反応させます。黒い毛だけに効果を発揮し、周囲の皮膚などには影響がありません。

光脱毛・レーザー脱毛ができないケースとは?

光脱毛・レーザー脱毛ができないケース

光脱毛またはレーザー脱毛を行っているサロンや医療機関では、脱毛を受けたくても受けられないケースがあります。それは体質などではなく、物理的に脱毛が不可能なことが理由です。まずは光脱毛やレーザー脱毛で脱毛ができないケースを3つ紹介します。

タトゥー(刺青)が入っている部分とその周辺

黒い色素に反応し、熱を発する光脱毛やレーザー脱毛では、照射する光やレーザーがタトゥーや刺青の色素に反応してしまいます。その結果、火傷をする可能性があるため、タトゥーや刺青が入っている部分は施術ができません。ほかにも施術時の高熱でタトゥーや刺青の変色・変質をまねくことや、色素沈着を引き起こしてしまう可能性もあります。
タトゥーや刺青がある人が光脱毛やレーザー脱毛をする場合、その部位と周囲数cmを避けて施術することになり、部分的に毛が残ってしまいます。そもそもサロンや医療機関によってはタトゥーや刺青が入っている人の利用を不可としているところもあるため、確認しておくことが必要です。

白髪になってしまった毛

年齢を重ねると、頭髪だけではなくヒゲやデリケートゾーンにも白髪が生えてきます。年齢に関係なく、若いうちから白髪が出てくる人も決して珍しくありません。光脱毛やレーザー脱毛は光やレーザーが黒い色に反応して熱を発生させ、その熱で毛の根元にある毛乳頭にダメージを与えることで脱毛しています。
メラニン色素は毛根内のメラノサイトで作られ、十分メラニン色素があれば髪の毛は黒くなります。遺伝や加齢が原因でメラニン色素が作られなければ白髪になり、毛は黒くなりません。その状態で光やレーザーを照射しても反応せず、白髪は脱毛できずに残ってしまいます。
白髪脱毛

硬毛化した毛も光脱毛では処理できない

脱毛サロンで行われる光脱毛や、医療機関で行われるレーザー脱毛を継続していると、以前よりも太くて硬い毛が生えてきてしまうことがあります。このような現象は「硬毛化」と呼ばれ、光脱毛及びレーザー脱毛かにかかわらず、同じ程度の割合で発生します。
どうしてそうなるのか厳密には原因が解明されていません。毛質や性別などには関係なく発生し、脱毛によって毛根周辺の組織を活発化させてしまうことが要因ではないかと考えられています。どちらかといえば脇毛やアンダーヘアのような硬い毛よりも、腕や背中の細い毛に発生しやすいともいわれています。
原因がわかっていないこともあり、100%硬毛化を防ぐことはできません。一度硬毛化してしまった毛は、光やレーザーの出力や波長を変えたとしても治る可能性は低く、結果的に硬毛化した毛だけ残ってしまいます。
硬毛化

タトゥー(刺青)・白髪・硬毛化した毛はニードル脱毛を

タトゥー(刺青)・白髪・硬毛化した毛はニードル脱毛がおすすめ

タトゥーや白髪、硬毛化した毛など、光脱毛やレーザー脱毛ができないケースでも、「ニードル脱毛」ならば脱毛が可能です。ここからはニードル脱毛の仕組みや種類、光脱毛やレーザー脱毛にはないメリットなどを詳しく紹介します。

ニードル脱毛とは?

ニードル脱毛という名称から、針を突き刺すような怖いイメージを抱く人もいるかもしれません。しかし実際には毛の太さに応じたニードル(プローブ)を毛穴に挿入し、電流を流して毛根にダメージを与える施術方法です。アメリカ食品医薬品局(FDA)で唯一「永久脱毛」として認められており、一度施術した毛穴から再び毛が生えてくることはありません。

同じニードル脱毛でも3種類あり、それぞれ違いがあります。ここからは、「電気分解法」と「ブレンド法」、「スーパーフラッシュ法(高周波法)」の3種類について詳しく説明していきます。

 

■電気分解法

電気分解法は毛穴にニードルを差し込み、弱い直流電流を流すことで毛包の組織液を電気分解させる脱毛方法です。その結果、毛包内で発生した水酸化ナトリウムが発毛組織を破壊します。電気分解法は1本あたりの処理時間が6080秒かかります。
ニードル脱毛がはじまった初期の時期から行われている方法ですが、かなり痛みが強く、火傷のリスクも高い方法です。ほかに安全性が高く、痛みも軽減された方法が出てきたこともあって現在ではほとんど使用されていません。

 

■ブレンド法

ブレンド法は電気分解法と後述する高周波法の両方を組み合わせ、それぞれの「いいとこどり」をした脱毛方法です。具体的には熱とアルカリの相乗効果で発毛組織にダメージを与えます。1本あたりの処理時間は、電気分解法に比べると短く1030秒程度です。
日本国内のほとんどのサロンでブレンド法が採用されており、ニードル脱毛のなかでも現在メジャーな方法です。電気分解法よりも処理時間が短いものの、毛穴に直接ニードルを差し込む基本的な施術方法は同じであり、痛みを伴います。

 

■スーパーフラッシュ法(高周波法)

スーパーフラッシュ法は高周波法とも呼ばれ、ニードルに流すのは直流電流ではなく高周波です。高周波によって加熱され、発毛組織が凝固することで脱毛します。ニードルを毛穴に差し込むことには変わりないため、まったく痛みがないわけではありません。しかし、「痛みを感じる前に処理が終わる」というのが体験者の実感です。
同じ高周波法でも、高出力のスーパーフラッシュ法と、出力が低いマニュアル法の2種類がありますが、特にスーパーフラッシュ法は出力が高い分、かなり処理時間が短くなっています。メンズ脱毛サロンのアロンソで採用している超高周波タイプのスーパーフラッシュ法では、1本にかかる時間がわずか0.01秒です。

ニードル脱毛のメリット

ニードル脱毛はタトゥーや白髪、硬毛化した毛を脱毛できるだけではなく、ほかにもさまざまなメリットがあります。

 

■永久脱毛ができる

処理してもすぐにまた毛が生えてくる方法では、継続して脱毛しなければなりません。それでは手間がかかって面倒なうえ、処理方法によっては費用も高くなります。特にタトゥー部分に生えるムダ毛や白髪、硬毛化した毛などは再び生えてほしくないと考える方も多いでしょう。
一度処理してしまえば再び毛が生えてくることがない永久脱毛だと、煩わしさから解放されます。
医療レーザー脱毛は永久脱毛と思われがちですが、正式には永久脱毛ではありません。アメリカのFDAが「永久脱毛」だと唯一認めているのがニードル脱毛です。

 

■日焼けを気にしなくていい

黒い色素に反応する性質を利用する光脱毛やレーザー脱毛では、施術前に日焼けをしないよう気をつける必要があります。ヒゲや腕など露出している部分を脱毛する場合、屋外で仕事をする人や、季節によってはしっかり日焼け対策をするのが大変です。
ニードル脱毛はメラニン色素をターゲットにして施術するのではなく、微弱な電流や高周波を用いて脱毛する方法です。毛1本ずつにアプローチをするため、皮膚が日焼けをした状態かどうかは関係ありません。日焼けをした肌だけではなく、近くにほくろがあっても問題なく脱毛することが可能です。

 

■対応できない部位がほぼない

光脱毛やレーザー脱毛では、デリケートゾーンの粘膜部や目の周り(眉毛や眉間に生える毛)、鼻毛など、脱毛できない部位があります。また、メラニン色素が少ない細い毛や産毛など、光脱毛やレーザー脱毛では反応しにくい毛も脱毛できません。
光脱毛やレーザー脱毛とは違い、ニードル脱毛では脱毛できない部位がほとんどないこともメリットのひとつです。料金体系は「30分いくら」「1時間いくら」など時間単位での設定が多くなっています。ニードル脱毛でしか対応できない白髪など、数本の毛や狭い範囲の脱毛なら高い費用をかけずに永久脱毛することも可能です。

脱毛サロンで行うニードル脱毛についての詳細

ニードル脱毛に関するQ&A

ニードル脱毛を受ける際に気になる3つのポイントについて、実際はどうなのか、またはどうすればいいのかを詳しく説明します。

Q.施術当時は毛を剃っていくの?

A.施術まで毛は剃らないでください。

黒い色素に反応する光脱毛やレーザー脱毛では、施術前に毛を剃り、肌の表面に毛が出ていない状態で施術を行います。それに対してニードル脱毛では、脱毛する毛に添うようにしながらニードルを毛穴に挿入するため、毛が生えていなければできません。
施術を受ける1週間前くらいからは剃ったり、毛抜きで抜いたりなど自己処理で脱毛や除毛をしないようにしましょう。最低でも毛が3mm、できれば5mm程度は伸びた状態にしておくことが必要です。

Q.ニードル脱毛はものすごく痛いと聞いたけれど本当?

A.ニードル脱毛の種類によりますが「スーパーフラッシュ法(高周波法)」は光脱毛やレーザー脱毛より痛みが少ない施術法です。

先述の通り、ニードル脱毛には3種類あります。ほぼ行われていない電気分解法は強い痛みを伴う方法ですが、それよりも痛みが軽減されているブレンド法でも、かなり痛いと感じる人は多くいます。
アロンソで採用しているスーパーフラッシュ法(高周波法)は、処理時間が0.01秒程度で圧倒的に短いことが特徴です。ニードル脱毛には違いないものの、処理時間が短いこともあり、ほとんど痛みを感じる前に終わります。ニードル脱毛を検討している場合は、どの種類を採用しているのか問い合わせて確認しておくと安心です。

Q.どのくらいの周期で通えばいいのですか?

A.1~2カ月に1回のペースで通ってください。(個人差あり)

毛には生えたり抜けたりを繰り返す毛周期があり、表面に出ている毛が全部ではありません。休止期で生えていない毛もあるため、毛周期に合わせて脱毛を行います。この点は光脱毛やレーザー脱毛でも同じです。
施術後のアフターカウンセリングでは、毛周期を考慮したうえで次回の施術目安を提案してくれるため、できるだけその時期に合わせて次回の予約を取るようにしましょう。
毛周期とは?

まとめ

特殊な光やレーザーを照射する光脱毛、レーザー脱毛とは違い、ニードル脱毛は毛穴にニードルを挿入し、弱い直流電流や高周波を流すことで発毛組織にダメージを与えます。アメリカのFDAに永久脱毛として認められているのはニードル脱毛だけです。ニードル脱毛は3種類あり、多くのサロンで行われているブレンド法は痛みが強いと感じる人もいます。

メンズ専用脱毛サロンのアロンソには、男女どちらのスタッフも在籍しています。ニードル脱毛の技術にも定評があり、実績も豊富です。施術には痛みの少ない「スーパーフラッシュ法(高周波法)」のニードル脱毛を採用しています。

光脱毛やレーザー脱毛では対応できないタトゥーや刺青の入っている場所および白髪、硬毛化した毛で悩んでいる人にはおすすめです。

ニードル脱毛 | メンズ脱毛サロン【アロンソ】
脱毛の流れ|メンズ脱毛サロン【アロンソ】

女性脱毛技能士金子

メンズ脱毛お役立ちコラムを読んでいただき、ありがとうございます。 メンズ脱毛アロンソでは、ニードル脱毛でも痛みを極力抑えた超高周波タイプのスーパーフラッシュ法を採用しています。脱毛本場アメリカが認める「永久脱毛」と言われる施術方法なので、安心してお任せいただけます。メンズ脱毛をお考えであれば、ぜひ一度ご相談ください。 お電話でもフォームでも対応いたします。

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