ニキビがあっても脱毛できる?脱毛はニキビ対策に効果的?解説します

施術部位にニキビがあっても脱毛はできますが、ニキビの悪化状態によっては施術を受けられない場合があります。例えば、膿んでいるニキビや広範囲にニキビができているときは基本的に施術ができません。脱毛の施術を受けたい人の中には「肌トラブルやムダ毛の悩みを解消したい」「脱毛とニキビの関係が知りたい」という人もいるでしょう。

当記事では、脱毛の施術にかかわるニキビの種類や、脱毛でニキビ対策ができる理由などを紹介します。脱毛とニキビの関係や、脱毛のメリットを知りたい人はぜひご覧ください。

記事監修者情報

山下真理子 医師
山下真理子
専門科目
皮膚科
経歴
京都府立医科大学卒業後、医師に。主に美容医療に従事するが、医療専門学校にて講師を務めて、医療教育にも従事する。
資格
医師
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1.ニキビがあっても脱毛できるのか

施術部位にニキビがあっても脱毛はできますが、ニキビの治療状況や悪化状態によっては施術できないこともあります。例えば皮膚科に通院しており、ニキビ治療に皮膚が剥がれ落ちる作用のある塗り薬を処方されている場合です。皮膚科で治療中の部位に施術をしたいときは、医師に相談しましょう。

ここでは、脱毛可能なタイプのニキビと、脱毛できないタイプのニキビを見分ける方法について解説します。

1-1.脱毛できるニキビのタイプ

脱毛施術を受けられるニキビのタイプは、主に以下の3種類です。

ニキビ跡
ニキビのあった部分に現在炎症が起こっておらず、ニキビ跡として状態が安定していれば脱毛できます。色素沈着を起こしたニキビ跡は、色が薄ければ通常通りに脱毛可能です。色が濃く残った場合でも、跡をシールなどで隠せば施術できます。
初期段階のニキビ
白ニキビ・黒ニキビと呼ばれる炎症を起こす前段階のニキビは、脱毛が可能です。白ニキビは毛穴に詰まった皮脂がポツンと白く見えている状態を指します。黒ニキビは白ニキビの皮脂や角質が酸化し、黒ずんだ状態です。
治りかけのニキビ
治りかけで炎症が治まっている状態や、ほとんど治っている状態のニキビであれば、基本的に脱毛できます。ただし安全性を考慮して、ニキビの周辺は避けて施術するのが一般的です。

1-2.脱毛できないニキビのタイプ

脱毛施術を受けられないニキビのタイプは、主に以下の2種類です。

膿んでいるニキビ
通称赤ニキビと呼ばれる、白ニキビ・黒ニキビが悪化して周辺に炎症を起こし、赤く腫れあがったり痛みを生じさせたりする状態のニキビは、脱毛できません。赤ニキビがさらに悪化し、膿が出るほど炎症が激しくなった黄ニキビや、赤紫色に腫れた紫ニキビも同様です。ただし、ニキビの状態が悪くても部分的なものであれば、患部を避けて施術できることもあります。
広範囲のニキビ
ニキビは炎症を起こしている状態にあり、周辺の肌も刺激に敏感になっているのが大半です。ニキビ一つひとつの症状は軽くても、広範囲にニキビができている場合は、施術によって炎症が悪化する可能性があるため基本的には脱毛できません。

ニキビの状態や施術の種類によっても可否の判断が分かれるため、気になる場合は医師やカウンセラーに相談してみましょう。

2.脱毛でニキビ対策ができる理由

すでにできているニキビのタイプによっては、脱毛施術ができないこともあります。しかしニキビのない部分への脱毛は、今後できるかもしれないニキビへの対策として有効であるため、ニキビ肌に悩んでいる人には脱毛がおすすめです。

ここでは、脱毛がニキビの予防方法として高い効果が期待できる理由を解説します。

2-1.ムダ毛がなくなり雑菌の繁殖が抑えられる

ニキビができる主な原因は、皮脂や汚れ、雑菌です。ムダ毛やムダ毛が生える毛穴に皮脂や汚れが溜まって酸化したり、雑菌が繁殖したりしてニキビになります。

脱毛施術を受けてムダ毛を減らせれば、毛に汚れが絡みにくくなる上洗浄やスキンケアもしやすくなり、雑菌の繁殖抑制に有効です。

ヒゲや手足の毛は自分で剃ることもできますが、自己処理によって肌を傷付けることが少なくありません。また、顔と同じくニキビができやすい背中は、丁寧な自己処理が難しい部位です。プロの手によって肌へのダメージを抑えつつ満遍なくムダ毛を減らせれば、ニキビの発生を予防できるでしょう。

2-2.毛穴が引き締まって詰まりにくくなる

体毛は太さにかかわらず皮脂や角質が絡まりやすい性質があるため、毛に付着した汚れは簡単に洗うだけでは落とし切れず毛穴の奥に残りがちです。一度汚れが残ると汚れに新たな皮脂や角質が付着し、さらに抜けた毛も巻き込んで固まることで毛穴が詰まり、ニキビとなるケースが珍しくありません。

脱毛が完了すると、ヒゲやムダ毛がなくなったり細くなったりするため、汚れが絡み付くこと自体が少なくなります。皮脂や角質などが毛穴に溜まりにくくなり、さらに毛が生えるだけの穴の広さを確保する必要がなくなることで、毛穴が小さく引き締まる効果が期待できるでしょう。毛穴が詰まりにくくなれば雑菌の繁殖場所が減るため、ニキビもできにくくなる好循環が生まれます。

2-3.自己処理による肌荒れがなくなる

ヒゲやムダ毛を自己処理する際は、カミソリやシェーバー、毛抜きを使用するのが大半です。しかし、「カミソリ負け」に悩む人が多いように、自己処理は肌荒れの大きな原因となる可能性があります。

カミソリ負けは、肌のわずかな凹凸を削いだり、角質層を削りすぎたりすることが原因で生じる症状です。また、毛抜きで強引に毛を抜くと、毛穴や毛根周辺に大きなダメージを与えます。毛穴や毛根がダメージを受けると肌のバリア機能が乱れ、毛穴に雑菌が入り込んでニキビができやすくなります。

脱毛によってヒゲ剃りやムダ毛処理をする頻度が下がれば、自己処理が原因で起こるニキビの発生も減らせるでしょう。

3.脱毛後にできる吹き出物は毛嚢炎の可能性あり

脱毛後に吹き出物ができた場合、ニキビではなく毛嚢炎(もうのうえん)の可能性があります。毛嚢炎は毛包炎とも呼ばれ、毛穴の奥にある毛包で雑菌が繁殖することで起こる細菌感染症の一種です。

見た目や症状はニキビとよく似ているものの、原因となる雑菌の種類は異なります。ニキビは「アクネ菌」が主な原因であるのに対し、毛嚢炎は「黄色ブドウ球菌」や「表皮ブドウ球菌」などが主な原因です。原因となる菌が異なるため、ニキビ用の外用薬では治りません。

毛嚢炎は、肌のバリア機能が低下したときに発症リスクの高まる肌トラブルです。カミソリ負けや毛抜きによる自己処理の後に起こりやすい他、脱毛サロンや医療脱毛クリニックなどでの施術後に起こることも珍しくありません。

例えば医療レーザー脱毛機の場合、毛根にレーザーを照射するときに肌のバリア機能まで破壊する場合があります。症状が軽ければ自然に治りますが、悪化すると切開手術が必要となることもあるため、注意が必要です。脱毛中に毛嚢炎ができたときは、まずは通っている脱毛サロンやクリニックに相談しましょう。

4.ニキビ対策には脱毛サロンでの施術がおすすめ

ヒゲやムダ毛の自己処理は、自宅で短時間で手軽にできるという点では便利なものの、肌への負担が大きい上に定期的な手入れが必要です。また、日常的にカミソリや毛抜きを使う場合、ニキビや毛嚢炎などになりやすいというデメリットもあります。

脱毛サロンによる施術は、自己処理する手間が減るだけでなく、肌環境の改善効果やニキビ・毛嚢炎の予防効果も期待できます。自己処理の時間や消耗品にかかる費用を節約したい人や、健康な肌を手に入れて肌荒れやニキビの悩みを減らしたい人は、脱毛サロンへ通ってみてはいかがでしょうか。

サロン脱毛を始めるまで自己処理をするときは、肌へのダメージをできるだけ抑えられる方法を選ぶことが大切です。肌への負担が少ない自己処理の方法は、下記の記事も参考にしてください。

自己処理による脱毛について

まとめ

脱毛の施術では、初期段階のニキビや治りかけのニキビであれば脱毛が行えますが、膿んでいるニキビや、広範囲にできているニキビは基本的に脱毛できません。ニキビの状態や施術の種類によっては可否の判断が異なるため、医師やカウンセラーに相談しましょう。

脱毛をしてヒゲやムダ毛が減れば、皮脂や角質などが毛穴に溜まりにくくなり、雑菌の繁殖場所が減るためニキビも発生しにくくなります。脱毛サロンでの施術は自己処理による手間を減らせる上、肌環境の改善やニキビ・毛嚢炎の予防も期待できます。

女性脱毛技能士金子

メンズ脱毛お役立ちコラムを読んでいただき、ありがとうございます。 メンズ脱毛アロンソでは、ニードル脱毛でも痛みを極力抑えた超高周波タイプのスーパーフラッシュ法を採用しています。脱毛本場アメリカが認める「永久脱毛」と言われる施術方法なので、安心してお任せいただけます。メンズ脱毛をお考えであれば、ぜひ一度ご相談ください。 お電話でもフォームでも対応いたします。

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