毛深い男性の原因には、男性ホルモンや遺伝的要因、外部の刺激などが影響していると言われています。ムダ毛の処理方法はさまざまあり、カミソリや除毛クリーム、家庭用脱毛器などでも手軽にお手入れできます。しかし、効率よくムダ毛を処理したい場合や、自己処理による肌トラブルを避けたい場合は、脱毛サロンや医療脱毛などで脱毛するのがおすすめです。
当記事では、毛深い男性の主な原因を解説します。毛深くなる原因や対処法が知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
記事監修者情報
- 山下真理子
- 専門科目
- 皮膚科
- 経歴
- 京都府立医科大学卒業後、医師に。主に美容医療に従事するが、医療専門学校にて講師を務めて、医療教育にも従事する。
- 資格
- 医師
1.毛深い男性と男性ホルモンの関係とは?
男性ホルモンとは、アンドロゲンと呼ばれるステロイドホルモンの一種です。男性ホルモンにはいくつか種類が存在し、中でも重要なのがテストステロンと呼ばれるホルモンです。テストステロンは主に精巣から分泌され、性欲や性衝動などの増進、筋肉・骨格の成長促進、男性的な思考の形成などを促します。
男性ホルモンの量は、体毛の濃さに影響を与える要因の1つです。ひげ・すね毛・胸毛などの体毛量はホルモンの影響を受けており、男性ホルモンが高まるほど濃くなる傾向にあります。
一般的に女性よりも男性のほうが毛深いのは、男性ホルモンの量が関係しているためです。特にひげ・胸毛・耳毛などは「男性毛」とも呼ばれる部分で、男性ホルモンが毛の発生に深く関与しています。ほかにも、毛の種類には性別に関係なくホルモンの影響を受けやすいワキ毛・陰毛などの「両性毛」、性ホルモンの影響を受けにくい眉毛・まつ毛などの「無性毛」があります。
2.毛深い男性の主な原因を3つ解説!
毛深さは人によって個人差があります。男性のホルモンの影響で毛深い男性は多くいるものの、他にもホルモンバランスの乱れや遺伝的要因など複数の原因が考えられます。毛深さは男性らしさを感じさせる一方で、他人からの印象を気にする男性も少なくありません。
ここでは、毛深い男性の主な原因を詳しく解説します。
2-1.【原因1】男性ホルモンの影響
毛深い男性の原因の1つに、男性ホルモンの影響が挙げられます。男性ホルモンには体毛の発育を促す作用があるため、一般的には女性よりも男性のほうが毛深くなる傾向にあります。
第二次性徴にあたる思春期に男性が毛深くなるのは、男性ホルモンの影響を受けるためです。思春期の男性は、テストステロンと呼ばれる男性ホルモンの分泌が活発になり、体毛の成長が促進されます。
また、生活習慣の乱れにより男性ホルモンの過剰分泌が生じる場合もあります。喫煙・飲酒・睡眠不足・ストレスは生活リズムの乱れにつながるため気をつけましょう。
生活習慣と同様に、食生活の乱れが原因で体毛が濃くなるケースも考えられます。特に動物性タンパク質や脂質は男性ホルモンを高めることがあるため、食べすぎには注意が必要です。
2-2.【原因2】遺伝による影響
毛深い男性の中には、遺伝的要因が深く関わっている男性も多くいます。両親や親戚に毛深い人がいる場合は、遺伝による影響を受けている可能性が高いと言えるでしょう。
人間の毛穴の数は、遺伝子によって影響されると言われています。毛穴が多いと、そうでない人よりも毛の密度が高くなり、見た目も毛深くなりやすいでしょう。毛穴の数を減らすことはできないため、毛穴の多さが原因で毛深くなっている場合は、遺伝以外の影響に注目して対策することが大切です。
2-3.【原因3】外部の刺激による影響
外部の刺激により体毛が濃くなるケースも珍しくありません。摩擦や紫外線、カミソリによる毛の処理は、体毛が濃くなる原因の1つです。
外部から刺激があると、本能的な防衛作用が働いて、発毛が促進される可能性があると言われています。肌への直接的な刺激以外にも、ストレスや外気温の低下などの影響を受け、体毛が濃くなるといった反応が起こる場合もあります。
3.【種類別】毛深い男性が毛を薄くするための対策を紹介
毛深い男性が毛を薄くするための方法には、いくつか種類があります。除毛クリームや脱毛サロンなど一般的な方法から、生活習慣の見直しのようなお金のかからない方法まで、選択肢はさまざまです。体毛の濃さで悩んでいる方は、複数の方法を試しながら効果を実感できる方法を選ぶとよいでしょう。
ここでは、自宅でできる対策やプロに任せる方法などを紹介します。
3-1.生活習慣を見直す
生活習慣を見直すことで、毛深さが緩和される可能性があります。食生活の乱れや睡眠不足、ストレスなどが原因で毛深くなることもあるため、原因を取り除くことで体毛を薄くしようとする方法です。
肉や魚などの動物性タンパク質には男性ホルモンを高める働きがあり、体毛を薄くしたいときは控えめにするのがおすすめです。豆乳イソフラボンは女性ホルモンと似た働きをするため、タンパク源として大豆製品を取り入れるのも選択肢の1つでしょう。
また、睡眠不足によりホルモンバランスが乱れると、男性ホルモンが一時的に高まる可能性も考えられます。夜は湯船に浸かってリラックスする、寝る前にブルーライトを避けるなど、睡眠の質を高める行動を意識しましょう。規則正しい生活をして、ホルモンバランスを整えるのも重要な対策です。
3-2.ムダ毛処理の方法を見直す
ムダ毛処理の方法を見直すのも、毛深さ対策の1つです。特にカミソリによる自己処理を繰り返していると、傷ついた肌でメラニン色素が生成され、毛が濃くなったり色素沈着が生じたりする可能性があります。
また、毛を剃った直後は肌の水分量が低下して乾燥状態になるため、外部からの刺激を受けやすくなる点にも注意しなければなりません。本能的な皮膚の防衛作用や、紫外線による色素沈着により、毛深さが増して見えることもあるでしょう。
プロによる脱毛がおすすめではあるものの、自分でムダ毛を処理する場合は、オイルやローションなどを利用して保湿ケアをすると肌トラブルを最小限に抑えられます。
3-3.除毛クリームを使う
除毛クリームとは、毛のタンパク質を溶かすことで、毛を処理するアイテムです。家庭でのムダ毛処理によく使われるアイテムで、ドラッグストアでも購入できます。毛の主成分であるケラチンを溶かす成分が配合されたクリームを、減毛したい部位に塗って一定時間放置します。規定の時間が経過したら、しっかりと洗い流して終了です。
除毛クリームは塗布するだけでムダ毛を処理できるため、広範囲の体毛を処理したいときに便利なアイテムと言えるでしょう。カミソリによる処理と比べると、肌への負担も少ないため、肌を傷つけずに処理したい人におすすめの方法です。
3-4.家庭用脱毛器を使って脱毛する
毛深い男性の中には、家庭用脱毛器で毛を薄くしようとしている男性も多くいます。家庭用脱毛器は、自宅にいながら手軽にムダ毛処理ができる便利なアイテムです。光脱毛器とレーザー式脱毛器の2種類があり、レーザー式脱毛器のほうが値段は高いものの効果を感じやすい傾向にあります。
しかし、家庭用脱毛器はパワーが抑えられているため、最大出力にしても医療脱毛ほどの効果は得られません。家庭用脱毛器では、毛の量を減らしたり、生えてくるスピードを抑えたりする程度の効果しか得られません。より確実な脱毛効果を求める方は、脱毛サロンや医療脱毛のほうがおすすめです。
3-5.脱毛サロンなどで脱毛する
毛を薄くするためには、クリニックや脱毛サロンで施術を受けるのも選択肢の1つです。クリニックや脱毛サロンでは、専用の脱毛器を使ってムダ毛処理をするため、家庭用脱毛器よりも高い効果が期待できます。
クリニックなどの医療脱毛では、高出力のレーザーを照射して毛根部を破壊します。医療用機器を使用するため、一般的な脱毛器よりも高い効果が期待できるでしょう。
脱毛サロンでは、光脱毛器が使われるのが一般的です。毛を生やす組織にダメージを与えることで、毛が薄くなったり、生えるスピードが遅くなったりする効果を期待できます。脱毛サロンの光脱毛は、クリニックの医療脱毛よりも痛みが少ない傾向にあるため、痛みに敏感で不安な方にもおすすめできる方法です。
まとめ
毛深い男性は、男性ホルモンの量によってひげ・すね毛・胸毛などが毛深くなっている可能性があります。また、遺伝による影響や摩擦・紫外線などの外部刺激により、体毛が濃くなっていることも考えられるでしょう。
ムダ毛はカミソリや除毛クリーム、家庭用脱毛器などでも手軽に処理できますが、自己処理が面倒な場合やより高い効果を得たい場合は、クリニックや脱毛サロンがおすすめです。特に、脱毛サロンの光脱毛は医療脱毛よりも痛みが少ない傾向にあるため、痛みが不安な方でも始めやすいでしょう。
メンズ脱毛お役立ちコラムを読んでいただき、ありがとうございます。 メンズ脱毛アロンソでは、ニードル脱毛でも痛みを極力抑えた超高周波タイプのスーパーフラッシュ法を採用しています。脱毛本場アメリカが認める「永久脱毛」と言われる施術方法なので、安心してお任せいただけます。メンズ脱毛をお考えであれば、ぜひ一度ご相談ください。 お電話でもフォームでも対応いたします。