VIO脱毛を行ってから数日間は、「痛い」「かゆい」と感じる方がいます。VIO脱毛後は、必ずかゆみを感じるというわけではありませんが、多くの方が痛み・かゆみを感じます。VIO脱毛を行ったことにより、肌が敏感になったり、毛先が肌を刺激してしまったりすることが原因です。しかし、適切な対策を講じることで、痛み・かゆみの発生を防げます。

そこで当記事では、VIO脱毛後に生じることがある痛み・かゆみを防ぐ方法について、詳しく解説します。また、実際に痛み・かゆみが生じてしまった場合の対処法についても紹介するため、ぜひ参考にしてください。

記事監修者情報

山下真理子 医師
山下真理子
専門科目
皮膚科
経歴
京都府立医科大学卒業後、医師に。主に美容医療に従事するが、医療専門学校にて講師を務めて、医療教育にも従事する。
資格
医師
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1.VIO脱毛後に「かゆい」「痛い」と感じる3つの原因

脱毛エステや医療脱毛クリニックのVIO脱毛後には毛や肌の状態が変化して、「かゆい」「痛い」と感じる可能性があります。ただし、かゆみや痛みは数日で治り、回数を重ねるごとに軽くなるケースも多いため、過剰な不安を感じる必要はありません。

脱毛後に「かゆい」「処理した部分が痛い」などと感じる原因は主に、以下3つです。

(1)毛先が肌を刺激するため

VIO脱毛では基本的にケアを受ける前の準備として、その時にある毛を処理することが必要です。濃くて太いVIOエリアの毛を処理すると毛先がとがり、少し伸びてきたタイミングで肌を刺激し、かゆみや痛みにつながる可能性があります。

(2)肌が敏感になっているため

脱毛サロンのVIO脱毛では特殊な光を照射するなどの方法で、理想の状態を目指すことが通常です。光の刺激によって一時的に肌が乾燥すると敏感になり、かゆみや痛みを感じることもあります。

(3)肌と下着が擦れるため

ケアを受ける前の準備で毛を処理すると肌と下着の接する範囲が広がり、擦れた時に、かゆみを感じることがあります。また、肌が敏感になっている状態ではわずかな刺激に対しても違和感を持ちやすく、かゆみを感じる可能性が否めません。

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2.VIO脱毛後の痛み・かゆみに対処する方法

VIO脱毛後にかゆみを感じる場合でも、掻くことは避けてください。肌には、刺激から肌を保護したり水分の蒸散を防止したりするバリア機能が備わっています。肌を掻きむしってしまうと、肌のバリア機能を破壊し、痛み・かゆみを悪化させるリスクがあります。

掻いた部分の小さな傷から雑菌が入り込み、肌トラブルを引き起こすリスクもあるため、適切な対処が必要です。ここでは、VIO脱毛後の違和感に対する適切な対処法を解説します。

2-1.痛い・かゆい部分を冷やす

VIO脱毛で光を照射する際には、毛そのもの以外に周囲の肌にも熱エネルギーが加わり、軽度のやけど状態になります。また、皮膚内部にこもった熱が痛みやかゆみにつながることもあります。そのため、痛み・かゆみを感じる部分は冷やしましょう。

肌を冷やす際には清潔な濡れタオルを用意して、違和感のある部分に優しくあてます。保冷剤を使用すると冷やしすぎてしまうため、濡れタオルがおすすめです。

処理当日の入浴制限は脱毛サロンによって異なるものの、入浴できる場合でも、熱すぎるお湯につかることは避けましょう。シャワーのお湯もぬるめに調整し、熱を持った部分をいたわることが大切です。

2-2.かゆみ止めを使用する

強いかゆみがある時には、かゆみ止めを使用する方法も選択肢に入ります。しかし、市販のかゆみ止めにはさまざまな種類があり、使用する薬品を自己判断で決めることはリスクを伴います。誤った種類のかゆみ止めを使用すると、赤みやかぶれにつながるリスクもあるため、疑問がある場合は脱毛サロンに相談しましょう。

信頼できる脱毛サロンでは専門的な知識が豊富なプロがケアを受けた後の悩みや相談にも、丁寧に対応します。心配なことはためらわずに相談し、不安を解消してください。これからVIO脱毛を行う場合はケアを受けた後のトラブル・リスクも考慮してカウンセリングを受け、何でも相談できる雰囲気の脱毛サロンを選択すると安心です。

2-3.医療機関を受診する

ここまでに紹介してきた対応を行っても痛み・かゆみが引かない場合は、医療機関を受診しましょう。医療機関では症状を確認した後、適切な薬を処方してくれます。

VIO脱毛を行ってから、痛み・かゆみが引かない場合、通常は近所の皮膚科を受診します。もし、美容クリニックなどの医療機関でVIO脱毛を行った場合は、処理を行ったクリニックに相談することがおすすめです。

脱毛サロンでVIO脱毛を行った場合は、医療機関を受診する前に、処理を行った脱毛サロンに問い合わせてみても良いでしょう。いずれにしても安易な自己判断は避けて、早めに対処することをおすすめします。

3.VIO脱毛後の痛み・かゆみを予防する方法4選

ケアを受けた後の痛み・かゆみのレベルや原因には個人差があるものの、アフターケアを正しく行うことにより、予防が可能です。脱毛サロンでケアを受ける場合は、アフターケアの方法や生活上の注意点を説明されることが多いため、教えてもらったことを守れば、リスクを軽減できるでしょう。

ここでは、多くの脱毛サロンで推奨される、VIO脱毛後の痛み・かゆみの予防法を紹介します。

3-1.保湿を心がける

VIO脱毛直後は脱毛サロンで、十分な保湿ケアを行ってくれます。ケアを受けた当日以降は自宅で十分な保湿を心がけることが、痛み・かゆみを予防するためのコツです。

VIO脱毛後の保湿には、敏感肌専用の化粧水や乳液・VIO専用の保湿クリームが適しています。ただし、保湿クリームを使用する場合は肌を刺激しないように、丁寧に優しく塗る方法がおすすめです。

3-2.通気性の良い下着を着用する

痛み・かゆみは下着との摩擦によって悪化するケースもあるため、天然素材で作られた、通気性の良い下着を着用しましょう。下着のシルエットは身体にフィットしすぎない、ゆったりとしたタイプがおすすめです。普段と同じタイプの下着を着用したい場合は、ワンサイズ上のサイズを選択しましょう。

なおVIO脱毛後は、毛穴を引き締める作用のある制汗剤の使用を避けたほうが無難です。普段から使っている制汗剤の使用は一旦中止し、汗をこまめに拭き取る・帰宅後すぐにシャワーを浴びるなどの対策を取りましょう。

3-3.運動や飲酒を避ける

脱毛後に血行が良くなって体温が上昇すると、痛み・かゆみを感じやすくなるケースがあります。痛み・かゆみを予防するために、しばらくは激しい運動を控えて、安静に過ごしましょう。飲酒を避けたほうが良い期間は、脱毛サロンによって異なるため、スタッフの人に質問してみてください。

以下は、運動や飲酒の他に、脱毛後は避けておくべき行為の一覧です。

  • 岩盤浴やサウナに入る
  • マッサージを受ける

3-4.脱毛サロンで処理する

除毛クリーム・カミソリ・電気シェーバーなどによるVIOエリアの自己処理後にも、痛み・かゆみを感じることがあります。むしろ、自己処理のほうが誤った方法での処理によるトラブル・リスクが高いため、安全とは言えません。

痛み・かゆみを予防するためには自分流の処理を控えて、脱毛サロンで処理しましょう。脱毛サロンには、スタッフが肌や毛の状態を確認して処理方法を決定することで、トラブル・リスクを軽減できるメリットがあります。

VIOは身体の中でも濃くて太い毛が多く、安全かつきれいに処理することが難しい部位の1つです。脱毛サロンでVIO脱毛を進めることで処理後のトラブルを予防し、安全に理想の状態を目指しましょう。

まとめ

VIO脱毛後に、処理した部分が「かゆい」「痛い」と感じる場合があります。VIO脱毛後の痛み・かゆみの原因は、肌が敏感になったり、毛先が肌を刺激したりするためです。また、肌が下着と擦れることで、痛み・かゆみを招くことがあります。

VIO脱毛後の痛み・かゆみを防ぐためには、なるべく肌を乾燥させないようにすることが大切です。また、VIO脱毛後は激しい運動や飲酒を控えておきましょう。

自己判断や自己処理は、処理後の痛み・かゆみを招いたり悪化させたりするため、適切な処理を行うために、VIOエリアの処理は脱毛サロンで行うことがおすすめです。

女性脱毛技能士金子

メンズ脱毛お役立ちコラムを読んでいただき、ありがとうございます。 メンズ脱毛アロンソでは、ニードル脱毛でも痛みを極力抑えた超高周波タイプのスーパーフラッシュ法を採用しています。脱毛本場アメリカが認める「永久脱毛」と言われる施術方法なので、安心してお任せいただけます。メンズ脱毛をお考えであれば、ぜひ一度ご相談ください。 お電話でもフォームでも対応いたします。

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