アンダーヘアの処理は男性でも常識?処理するメリットも解説

女性だけではなく男性の間でも、腕毛やすね毛などのムダ毛を処理することは、いまや常識となっています。一方、アンダーヘアの処理については、多くの男性が行うべきか悩んでいます。アンダーヘアの処理を考えているものの、どのようなメリットがあるのか、疑問に感じている方も、少なくないでしょう。

この記事では、男性もアンダーヘアの処理を行うべきかについて、令和の常識を踏まえて詳しく解説します。さらに、男性向けにアンダーヘアを処理する方法についても紹介するので、ぜひ参考にしてください。

記事監修者情報

山下真理子 医師
山下真理子
専門科目
皮膚科
経歴
京都府立医科大学卒業後、医師に。主に美容医療に従事するが、医療専門学校にて講師を務めて、医療教育にも従事する。
資格
医師
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1.アンダーヘアとは|男性も処理するのが普通?

アンダーヘアとは、陰部の周囲に生えている毛のことです。アンダーヘアはVライン・Iライン・Oラインに分類され、これらを総称してVIOエリアと呼ばれます。

Vラインとは、陰部の上部から骨盤の高さまでの三角形のエリアです。下着からはみ出しやすい部分であるため、自分で処理した経験がある人も多いでしょう。

Iラインとは、睾丸の下から肛門の手前までの直線状のエリアです。Iラインを脱毛することで、陰部の蒸れが軽減されるだけでなく、におい対策にもなります。

Oラインとは、肛門周囲のエリアです。Oラインは汚れが付着しやすく、毛量が多いと衛生的なデメリットが大きくなる場所の1つです。Oラインの脱毛を行うことでIラインと同様に、蒸れやにおい対策につながり、清潔感を保てます。

ひげ・腕毛・すね毛など、外から見える毛の処理は、すでに男性の間でも常識となりつつあります。しかし、アンダーヘアについては、まだ処理が常識になっているとは言えません。多くの男性が興味を持っているものの、放置している人が多いのが現状です。

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1-1.アンダーヘアの処理が令和の常識に

一般的な常識にまではなっていないものの、若い世代を中心に、徐々に男性の間でもアンダーヘアの処理が一般的になりつつあります。数年前と比べて、インターネットでVIO処理に関する情報を得やすくなったことや、多くの男性芸能人がアンダーヘアの処理事情を公表していることが大きな要因でしょう。また、近年の美容系YouTuberの活躍により、メンズ脱毛に対する偏見がなくなってきたのも令和時代の特徴です。

以前は「コンプレックス解消のためのアンダーヘア処理」だったものが、今となっては「身だしなみを整えるためのアンダーヘア処理」になりつつあります。美容に対する意識が高い男性の間では、美容脱毛としてのアンダーヘア処理が新しい常識となっています。アンダーヘアに関する悩みを抱えている人は、一度挑戦してみるとよいでしょう。

2.男性がアンダーヘアの処理を行うメリット

最近、男性のアンダーヘアの処理について注目が集まっています。芸能人やインフルエンサーなどを中心に、メディアやSNSでアンダーヘアの処理事情をオープンにする男性が増えてきました。多くの男性がアンダーヘアの処理を行うのは、さまざまなメリットがあるためです。

ここでは、男性がアンダーヘアを処理する代表的なメリットを3つ紹介します。

2-1.デリケートゾーンを清潔に保てる

アンダーヘアの処理を行うと、デリケートゾーンを清潔に保てます。アンダーヘアの周囲は、排泄物が付着して雑菌が繁殖しやすい環境です。アンダーヘアを処理せずに放置していると、雑菌の温床となりかねません。また、アンダーヘアは下着と密着しているため通気性が悪く、かゆみや悪臭の原因にもなります。

陰部のまわりには、「アポクリン汗腺」というにおいのある汗を分泌する汗腺が多く分布しています。体の構造的にも、陰部のまわりは特に悪臭が発生しやすい環境にあると言えるでしょう。気温や湿度が高い時期は、特に注意しなければなりません。アンダーヘアを短く整えて通気性をよくするだけでも、下着の中の環境は大幅に改善されます。

2-2.清潔感が手に入る

アンダーヘアを短く切りそろえたり、下着からはみ出している毛を処理したりすると、見た目がすっきりして清潔感のある印象になります。アンダーヘアを自然に伸びるまま放置しておくと、不潔な印象を与えかねません。

プールや海水浴に行く際に、水着からアンダーヘアが少しでも出ていると、見た人を不快にさせてしまいます。いざというときに見た目の不潔さで損しないためにも、他人から見られる可能性のある部分は処理しておくとよいでしょう。

2-3.日常生活が便利になる

日常生活においても、アンダーヘアを処理するメリットはいくつか存在します。アンダーヘアが長い男性によくある悩みが、「アンダーヘア同士が絡まる」「アンダーヘアがファスナーにひっかかる」ということです。このような悩みを解決するためには、アンダーヘアを短くしたり、毛量を減らしたりする必要があります。

アンダーヘアの毛量が多いと、部屋の中に毛が落ちる可能性が高まるため、発見するたびに不快になるのもデメリットの1つです。アンダーヘアを完全になくすまではいかなくとも、短く薄く整えると、掃除も楽になり日常生活が便利になります。

3.男性のアンダーヘアの処理はどこまで?

アンダーヘアの長さは、自分の生活スタイルや美意識に合わせて選びましょう。一般的には、20〜30mmの長さに整えると、清潔感のある見た目になります。「アンダーヘアが20〜30mmは短すぎる」と感じる人もいますが、見た目のバランスや清潔感などを考えると、ちょうどよい長さと言えるでしょう。陰毛処理をして毛量を減らすと、雑菌の繁殖予防や蒸れ・におい対策にもなり、衛生面でもメリットは大きくなります。

最近では、若い世代を中心に、アンダーヘアをすべて処理して無毛にする人も増えてきました。無毛にすると、アンダーヘアに関する悩みがすべて解消されるため、人目が気にならない人にはおすすめのスタイルです。特に夏場の暑い時期には多くのメリットを感じられるでしょう。

3-1.最近注目が集まる「ハイジ男子」

「ハイジ男子」とは、VIOエリアのアンダーヘアを完全に処理する男性を指す言葉です。ハイジ男子の語源は、すべてのアンダーヘアを処理することをあらわす「ハイジニーナ」という言葉からきています。男性の美意識の高まりや、性交渉における相手への配慮などの背景から、最近はハイジ男子が注目されています。

VIOエリアのアンダーヘアがなくなると、清潔感が高まり、衛生面でのメリットも大きいため、処理前よりも快適に過ごせる点が魅力です。女性からの評価は個人差があるものの、「清潔感があって好印象」「身だしなみに気をつけるのは大事」など、前向きな意見も少なくありません。

また、ハイジ男子には「介護に備えられる」というメリットもあります。介護する側の気持ちを考えると、毛がないほうが介護しやすいのは言うまでもありません。若い世代だけでなく、30〜40代の男性でも老後を考えてハイジ男子に興味を持つ人は少なくありません。

4.【男性向け】アンダーヘアの処理方法5選

アンダーヘアの処理方法には、さまざまな方法があります。選択する方法によって、メリット・デメリットが異なるため、自分に合った方法でアンダーヘアを処理する必要があります。

自分に合ったアンダーヘアの処理方法を見つけるためには、それぞれの特徴を理解しなければなりません。自宅でできる処理方法から、脱毛サロンでの処理方法まで、順番にメリット・デメリットを紹介します。

4-1.ハサミによる処理

ハサミによる処理のメリットは、扱いやすく肌への負担が少ないことです。長さが目立つアンダーヘアをハサミで切るだけであるため、気軽に処理できる点はメリットでしょう。正しくハサミを扱えば、刃の部分で肌を傷つけることもなく、負担がかからない方法です。

しかし、切った後の毛がチクチクしたり、一度短くしてもまたすぐに伸びたりする点は、デメリットと言えます。こまめに手入れしなければならないため、長い目で見ると膨大な時間と労力が必要となります。アンダーヘアを処理してしばらくの間は、陰部のまわりに違和感を覚える瞬間もあるでしょう。アンダーヘアは汚れや雑菌がたまりやすい場所であるため、処理に使用したハサミはきちんと手入れをしなければなりません。

4-2.ヒートカッターによる処理

ヒートカッターとは、熱で毛を焼き切るムダ毛処理器のことです。ヒートカッターでアンダーヘアを処理すると、毛の先端が焼かれて丸みを帯びるため、肌が擦れ合ってもチクチクしないというメリットがあります。一般的なヒートカッターは、熱線が肌に触れないように作られており、やけどの心配はありません。

ヒートカッターでアンダーヘアの処理をすると、焦げ臭いにおいがするため、周囲への配慮が必要です。ヒートカッターを使ったアンダーヘアの処理では、一度に大量の毛を処理できません。そのため、VIOエリア全体を処理しようとすると時間がかかるというデメリットもあります。

4-3.カミソリによる処理

多くの男性にとって身近で扱いやすいカミソリは、アンダーヘアの処理に使われることも少なくありません。カミソリを使うと、一度に広範囲のアンダーヘアを処理できるため、時間がかからないというメリットがあります。電気シェーバーによるアンダーヘアの処理も、カミソリと同じような特徴を持っています。

しかし、カミソリで処理したアンダーヘアの断面は鋭角になり、肌に触れるとチクチクする点はデメリットの1つです。皮膚が薄く敏感な人の場合は、VIOエリアがカミソリ負けするリスクもあります。

特にOラインのような見にくいエリアのアンダーヘアを処理する際は、肌を傷つけないように細心の注意を払う必要があります。処理方法を誤ると、埋没毛やVIOエリアの黒ずみにつながる恐れもあるため、カミソリによるアンダーヘアの処理は避けたほうが無難でしょう。

4-4.ブラジリアンワックスによる処理

ブラジリアンワックスによる処理とは、肌に塗ったワックスとともに毛を剥がしとる処理方法です。アンダーヘアの毛根から引き抜くため、処理後に毛が生えてくるスピードが遅くなるという特徴があります。

しかし、ブラジリアンワックスによる処理は、皮膚の深い部分にある組織まで傷つけてしまうリスクがあります。アンダーヘアの処理後に、埋もれ毛や肌の炎症、かゆみなどの肌トラブルを引き起こす可能性があるため、入念なアフターケアが必要です。VIOエリアは汚れや雑菌が蓄積しやすく、清潔に保たないと毛嚢炎になるリスクがあります。

4-5.脱毛サロンでの処理

脱毛サロンでの処理は、カミソリやブラジリアンワックスのように肌を傷つける心配がなく、人気の高い処理方法の1つです。脱毛サロンでは、光脱毛器を用いて皮膚の中にある発毛組織にアプローチするという処理方法を行います。発毛組織とは、毛の成長を促す細胞です。脱毛サロンでの処理を行うことにより、アンダーヘアの成長を抑制できるため、面倒な自己処理から解放されます。

脱毛サロンでの処理は他の方法に比べて、やや費用がかかります。費用がかかってしまうことを嫌って、自己処理を選択する人もいるでしょう。しかし、脱毛サロンによってはキャンペーン割引を受けられたり、分割で費用を支払えたりします。そのため、軽い負担でアンダーヘアの処理を行える場合があります。

また、無料でカウンセリングを受けられる脱毛サロンでは、予算に応じた提案を受けることが可能です。アンダーヘアの処理を希望しているものの費用に不安のある方は、まずは無料カウンセリングから始めてみてはいかがでしょうか。

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まとめ

男性にとっても、腕毛やすね毛の処理は、いまや常識となっています。一方で、アンダーヘアの処理については、必要性に疑問を感じている男性もいるでしょう。

しかし、美容に対する意識の高い男性の間では、アンダーヘアの処理が必要だと感じており、実際に処理を始めている男性も少なくありません。アンダーヘアの処理によって、デリケートゾーンを清潔に保つことができ、見た目の清潔感も手に入れられます。

アンダーヘアの処理を行う場合は、脱毛サロンでの処理がおすすめです。無料カウンセリングを受けられる脱毛サロンでは、予算に応じた提案を受けられるため、ぜひ気になる脱毛サロンに問い合わせてみましょう。

女性脱毛技能士金子

メンズ脱毛お役立ちコラムを読んでいただき、ありがとうございます。 メンズ脱毛アロンソでは、ニードル脱毛でも痛みを極力抑えた超高周波タイプのスーパーフラッシュ法を採用しています。脱毛本場アメリカが認める「永久脱毛」と言われる施術方法なので、安心してお任せいただけます。メンズ脱毛をお考えであれば、ぜひ一度ご相談ください。 お電話でもフォームでも対応いたします。

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