VIO脱毛で麻酔は使える?麻酔の種類や注意点を解説

近年では、「デリケートゾーンを清潔に保つため」「自己処理やケアの手間を省くため」「介護が必要となったときに介護者の負担を軽減させるため」など、さまざまな理由でVIO脱毛をする方が増加しています。

脱毛をしようと考えている方にとって、気になるポイントが脱毛時の痛みでしょう。一般的に、美容サロンで行われる光脱毛は痛みが少ないことでも知られていますが、VIOなど毛量が多い・毛が太く濃い部分は痛みが生じやすくなります。

では、痛みをできる限り軽減させるために、VIO脱毛で麻酔を使用することは可能なのでしょうか。当記事は、VIO脱毛の麻酔について、使用可否や種類、注意点を挙げながら詳しく説明します。

記事監修者情報

山下真理子 医師
山下真理子
専門科目
皮膚科
経歴
京都府立医科大学卒業後、医師に。主に美容医療に従事するが、医療専門学校にて講師を務めて、医療教育にも従事する。
資格
医師

1. VIO脱毛に麻酔は必要?

脱毛には、主にレーザー脱毛・光脱毛・ニードル脱毛の3種類に分けられ、種類によっても脱毛時の痛みは異なります。

レーザーや光を照射する脱毛方法では、メラニン色素を反応させて熱を発生させ、発毛組織を破壊するという仕組みとなっています。VIO部位は皮膚の薄いデリケートなゾーンとなっているだけでなく、生えてくる毛は太く濃いため、「輪ゴムでパチンと弾かれたような痛み」を感じやすいことが特徴です。

脱毛時の痛みを軽減させる基本的な方法としては麻酔の使用が挙げられるものの、すべての脱毛方式で麻酔を使用できるわけではありません。麻酔は医師をはじめとした医療資格者しか扱えない医療行為となるため、クリニックでの医療レーザー脱毛しか使用できないことに注意が必要です。脱毛サロンで行われる光脱毛やニードル脱毛では、麻酔の使用が不可能となっています。

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2. VIO脱毛の麻酔の種類

前述の通り、クリニックで行われるVIO脱毛(医療脱毛)では、麻酔を使用することが可能です。

医療脱毛で使われる麻酔には、いくつかの種類が存在します。用途によって麻酔を使い分けるクリニックもあれば、脱毛を受ける側の希望によって自由に変更できるクリニックもあります。

ここからは、クリニックのVIO脱毛で用いられる代表的な麻酔の種類を3つ紹介します。

2-1. 麻酔クリーム

麻酔クリームは、VIO脱毛によく用いられる麻酔の1つであり、その名の通りクリーム状の麻酔です。脱毛料金に含まれている場合もあれば、有料オプションとなっている場合もあり、有料の場合は1,000~3,000円が相場となります。

麻酔クリームによる麻酔効果があらわれるまでには時間がかかるため、基本的に施術の約30分前から脱毛箇所に塗布することが一般的です。

麻酔クリームの塗布後は皮膚の感覚が徐々に鈍り、徐々にしびれるような感覚に変わります。効き目の強さは十分にある一方で、麻酔クリームの主成分にアレルギーのある方や肌荒れがひどい箇所には使用できない点に注意が必要です。

2-2. 笑気麻酔

笑気麻酔は、麻酔クリームに次いでよく用いられる麻酔方法であり、笑気ガスを鼻から吸引するタイプの麻酔です。笑気ガス麻酔の吸引後は30秒~1分ほどでリラックス状態に入り、数分後にはお酒を飲んで気持ちよくなったような感覚となります。有料オプションとなるクリニックが多く、3,000円が相場です。

麻酔クリームと比較してスムーズに麻酔効果があらわれる一方で、効き目の強さは麻酔クリームに劣ります。また、施術が終わってもリラックス状態が抜けきらなかったり、妊娠している方は使用できなかったりする点にも注意が必要です。

2-3. 静脈麻酔

静脈麻酔は、全身麻酔の一種とも言える点滴タイプの麻酔です。鎮痛作用は非常に高く、寝ている間に脱毛を終わらせることができるものの、クリニックのVIO脱毛で静脈麻酔が用いられることはほとんどありません。

価格も1回1万~数万円と高く、静脈麻酔をした当日は自動車の運転が禁止される・食事が制限されるなど、日常生活にも何らかの影響を及ぼします。VIO脱毛による痛みをどうしても我慢できない方や、麻酔クリーム・笑気麻酔などその他の麻酔方法を使用できない方の検討先と言えるでしょう。

3. VIO脱毛で麻酔をしてもらうときの注意点

クリニックのVIO脱毛で麻酔を使用することには、いくつか注意すべきポイントもあります。いわば麻酔のデメリット・リスクとも言えるため、VIO脱毛に麻酔を取り入れる際は痛みが軽減されるといったメリットだけでなく、注意点もしっかりおさえておきましょう。

特に注意すべきポイントは、「副作用の危険性がある」「別料金がかかる」の2点です。ここからは、それぞれのポイントについて詳しく説明します。

3-1. 副作用の危険性がある

VIO脱毛で麻酔を使用するときは、副作用の危険性があることも念頭に置いておきましょう。

麻酔使用時の体調や体との相性、さらに麻酔の種類によっては、吐き気や不快感、さらに手の震えやめまいといった症状が副作用として生じる可能性があります。

特に笑気麻酔や静脈麻酔など体内に麻酔を取り入れる場合はこうした副作用が起こりやすく、麻酔後の一定時間は自動車の運転や食事が制限されることもしばしばです。

麻酔による副作用リスクをできる限り抑えるためには、体調を万全に整えておくことが大切と言えるでしょう。

3-2. 別料金がかかる

クリニックによってVIO脱毛における麻酔の取り扱いは細かに異なるものの、麻酔なしで脱毛を受ける方も多いことから、麻酔は有料オプションとして提供されている傾向にあります。

脱毛は自費診療となるため、当然麻酔代も保険適用外です。特に代表的な麻酔クリーム・笑気麻酔の費用は1,000~3,000円程度と比較的安価となっていますが、これは1回あたりの料金であることにも注意しなければなりません。

VIO部位の毛は太く濃いため、減毛・脱毛効果があらわれるまでには10回程度の施術が必要と言われています。単純に10回の施術にすべて2,000円の麻酔クリームを使用した場合、合計でかかる麻酔料金は20,000円と、脱毛料金に相当する追加料金を支払うこととなるでしょう。

通常、VIO脱毛で痛みを感じるのは毛が太く濃い場合のみとなります。回数を重ねていくうちに、毛の生える量が少なくなったり、毛が細くなってきたりして強い痛みを感じなくなる傾向にあるため、毛の状態を見て麻酔の必要性を判断すると良いでしょう。

4. 麻酔を使わないVIO脱毛は痛い?

前述の通り、脱毛方法にはレーザー脱毛・光脱毛・ニードル脱毛の3種類があり、このうち麻酔を使用できるのはクリニックで行われるレーザー脱毛のみです。

サロンで行われる光脱毛には麻酔を使用できないものの、光脱毛は3種類の脱毛方法の中で最も痛みが少ないことも特徴となっています。なお、最も痛みを感じやすい脱毛はニードル脱毛です。

ただし、デリケートなVIOゾーンは痛みを感じやすいため、光脱毛だからといって安心しきっていると思わぬ痛みが生じ、耐え切れずに施術を中断・キャンセルしてしまう可能性もあります。

痛みに弱く不安な方は、施術日の数日前から毎日保湿ケアを徹底しましょう。肌の乾燥状態が続くとバリア機能が低下し、強い痛みを感じやすくなってしまいます。日々お風呂上がりのタイミングなどでデリケートゾーン用の保湿クリームを塗布し、保湿度を高めておきましょう。保湿ケアを日々欠かさず行うことで、脱毛時の痛みを軽減させられるほか、肌トラブルの予防にもつながります。

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まとめ

脱毛は主にレーザー脱毛・光脱毛・ニードル脱毛の3種類に分けられ、中でも光脱毛は施術時の痛みが最も弱いことでも知られています。しかし、デリケートゾーンとも呼ばれるVIO箇所は皮膚が薄く、刺激に敏感です。そのため、痛みが弱いと言われている光脱毛でも輪ゴムで弾かれたような痛みを感じやすくなっています。

また、麻酔を使用できるのは、医療資格者が存在するクリニックでの医療脱毛のみです。麻酔とひとくちに言ってもさまざまな種類があり、麻酔効果の度合いや価格、リスクもそれぞれ異なるため、クリニックでVIO脱毛をするときは自分に合った麻酔を選びましょう。

なるべく痛みを避けてVIO脱毛をしたいという方は、日々保湿ケアを行って肌のバリア機能を高めつつ、痛みが弱いとされているサロンでの光脱毛を受けることがおすすめです。

女性脱毛技能士金子

メンズ脱毛お役立ちコラムを読んでいただき、ありがとうございます。 メンズ脱毛アロンソでは、ニードル脱毛でも痛みを極力抑えた超高周波タイプのスーパーフラッシュ法を採用しています。脱毛本場アメリカが認める「永久脱毛」と言われる施術方法なので、安心してお任せいただけます。メンズ脱毛をお考えであれば、ぜひ一度ご相談ください。 お電話でもフォームでも対応いたします。

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