
VIO脱毛は自己処理が楽になる・異性から好まれやすいなど、男性にとってさまざまなメリットがあることから、メンズVIO脱毛を受ける方が増えています。ただし、VIO脱毛は1回受けて完了するものではなく、継続して定期的に通う必要があります。事前に施術回数や施術期間の目安を知った上で、通いやすい脱毛サロンを探すのがおすすめです。
この記事ではメンズVIO脱毛が完了するまでに必要な回数や期間、メリットのほか、少ない回数で脱毛を終わらせる方法も解説します。
記事監修者情報

- 山下真理子
- 専門科目
- 皮膚科
- 経歴
- 京都府立医科大学卒業後、医師に。主に美容医療に従事するが、医療専門学校にて講師を務めて、医療教育にも従事する。
- 資格
- 医師
1.メンズのVIO脱毛にかかる目安の回数
脱毛サロンの光脱毛も、医療脱毛クリニックの医療レーザー脱毛も、1回通うだけで脱毛が完了するわけではありません。脱毛の効果を実感するには定期的に通って施術を受ける必要があります。
メンズVIO脱毛でかかる施術回数は、光脱毛の場合は15~20回、医療レーザー脱毛の場合は6~12回が目安です。
メンズのVIOそれぞれの部位について、脱毛にかかる目安の回数を詳しく説明します。
1-1.Vライン
Vラインとは、身体を正面から見たときに性器を中心として逆三角形を描くラインのことです。男性のVラインは太ももの付け根から性器まわりにかけてのゾーンを指します。水着や下着を履いたときにムダ毛がはみ出す恐れがあり、脱毛の重要性が高い部位です。
Vラインの脱毛回数の目安は、光脱毛と医療レーザー脱毛で下記の通りとなっています。
●Vラインの脱毛回数(目安)
光脱毛 | 医療レーザー脱毛 |
---|---|
15~20回 | 6~12回 |
Vラインは脱毛範囲が広いものの、IラインやOラインよりも毛が細い傾向にあり、VIOの中でも脱毛が早く終わりやすい部位です。毛が薄くなったと実感できる程度であれば、光脱毛は3~5回、医療レーザー脱毛は1~3回が目安となります。
1-2.Iライン
Iラインとは、性器から肛門までを縦に結ぶラインのことです。男性のIラインには、男性器・肛門といったパーツが含まれています。
Iラインは、水着や下着を履いていてもムダ毛が見えにくいものの、蒸れや排せつの雑菌による肌トラブルが起こりやすい部位です。清潔感や衛生面のために脱毛をする人が多い、人気の部位となっています。
Iラインの脱毛回数の目安は、下記の通りです。
●Iラインの脱毛回数(目安)
光脱毛 | 医療レーザー脱毛 |
---|---|
18~20回 | 8~12回 |
Iラインは毛が太く、肌の黒ずみもあって脱毛の効果が出にくい部位です。毛が薄くなったと実感できるまでに、光脱毛は5~6回、医療レーザー脱毛は2~3回の施術が必要となります。
1-3.Oライン
Oラインとは、肛門周辺のごく狭いゾーンのことです。OラインはVIOの中でも特に範囲が狭いものの、自分では直接見えない、自己処理が難しい部位です。Oラインの脱毛は脱毛サロンやクリニックに任せましょう。
Oラインの脱毛回数の目安は、下記の通りです。
●Oラインの脱毛回数(目安)
光脱毛 | 医療レーザー脱毛 |
---|---|
18~20回 | 8~12回 |
OラインはIラインと同様に毛の太さと肌の黒ずみがあり、脱毛の効果が出にくくなっています。毛が薄くなったと実感できる目安は、光脱毛が5~6回、医療レーザー脱毛が2~3回です。
Oラインの脱毛については、下記のページで詳しく解説しております。
肛門(Oライン)を脱毛する方法やメリット・デメリットを解説!
2.メンズのVIO脱毛の施術間隔と施術期間
毛の色素の濃さや密度は個人差があるため、脱毛完了するまでの期間は人によってさまざまです。同じ脱毛サロンを利用しても、少ない期間で効果を実感できる方もいれば、効果が実感できるまでに長い期間がかかる方もいるでしょう。
以下では、一般的なVIO脱毛の施術間隔と施術期間を紹介します。
2-1.施術間隔
VIO脱毛の施術間隔は、「1か月半~2か月に1回」です。施術を受けた後は、少なくとも1か月半の間隔を空けて次の予約を入れるようにしましょう。施術間隔を空ける理由は、脱毛施術は毛周期に合わせて行わなければ効果が期待できないためです。
毛周期とは、毛が生えて成長する「成長期」から、成長後の「退行期」、毛が抜け落ちる「休止期」までのサイクルのことです。光脱毛・医療レーザー脱毛は成長期にある毛に働きかける施術であり、施術を一度受けた後は退行期・休止期の毛が再び成長期に入るまで期間を空ける必要があります。
ただし、施術間隔を空けすぎると成長期の毛が再び退行期・休止期に入る可能性があるため注意してください。1か月半~2か月の施術間隔を守ることで、VIO脱毛の効果を高められます。
2-2.施術期間
VIO脱毛にかかる施術期間は、光脱毛と医療レーザー脱毛といった施術方法の違いや、目指す効果によって違いがあります。
それぞれのケースにおけるVIO脱毛の施術期間を表にまとめると、下記の通りです。
光脱毛 | 医療レーザー脱毛 | |
---|---|---|
「毛が薄くなった」と実感できる | 6か月~1年 | 3か月~6か月 |
自己処理が楽になる | 1年~2年 | 6か月~1年 |
十分に減毛効果を感じられる | 2年~3年 | 1年~2年 |
VIO脱毛の施術期間は医療レーザー脱毛のほうが短く、6か月~1年で自己処理が楽になり、1年~2年施術を受ければ十分に減毛効果を感じられるでしょう。
一方で、光脱毛も施術期間が長すぎるわけではありません。自己処理が楽になるには1年~2年、VIOの減毛効果を十分に感じるには2年~3年が必要で、医療レーザー脱毛との施術期間の違いは約1年となっています。
3.VIO脱毛に回数を重ねても通うメリット
VIO脱毛は施術費用がかかり、施術によって強い痛みを感じる場合もあります。
しかし、脱毛をすることで自己処理が楽になったり、パートナーからの見られ方が変わったりします。VIOの陰毛に悩みがある方は、多くのメリットがあるVIO脱毛を検討してみてください。
VIO脱毛をする5つのメリットを解説します。
3-1.自己処理が楽になる
VIO脱毛をすると陰毛が少なくなり、自己処理が楽になります。VIOの毛を完全に脱毛する「ハイジニーナ(パイパン)」だけでなく、減毛効果を感じられるくらいの施術回数でも、自己処理が格段に楽になるでしょう。
ムダ毛の自己処理はカミソリが一般的であるものの、VIOは自分で直接見えない部分が多く、カミソリの刃で肌を傷つけたり、剃り残しが発生したりするリスクがあります。剃った後は再び毛が伸びて、チクチクと肌に当たると不快感がある点もデメリットです。
VIO脱毛をすれば、手間のかかるVIOの自己処理が楽になり、処理後の悩みも減らせます。
3-2.VIOを清潔に保てる
VIO脱毛は、VIOを清潔に保てる点もメリットです。
VIOに陰毛がたくさん生えていると、排せつの際に排せつ物が陰毛に絡むときがあります。排せつ物が陰毛に絡む状態は不衛生であり、陰部のニオイや肌トラブルを起こす原因の1つです。VIO脱毛で陰毛を減らすことで、排せつ物が陰毛に絡むケースを防げます。
また、将来的に介護を受ける場合、陰毛がたくさん生えていると介護者に余計の手間をかけます。若い世代の方だけではなく、介護脱毛の必要性を感じ始めている方にも、VIO脱毛はおすすめです。
3-3.部屋に陰毛が落ちなくなる
VIO脱毛でパイパンにすると、部屋に陰毛が落ちなくなります。減毛したりデザインを整えたりするだけでも、部屋に陰毛が落ちなくなる効果を実感できるでしょう。
陰毛は縮れているため、床に落ちていると他の毛よりも目立ちます。落ちている陰毛が恋人に見つかって相手を不快にしたり、掃除不足を指摘されたりして、恥ずかしい思いをする場合もあります。
VIO脱毛で部屋に落ちる陰毛を少なくすれば、陰毛で恥ずかしい思いをしません。部屋の清潔感がアップして、自信を持って部屋に人を招くことができます。
3-4.ニオイが軽減される
VIOに陰毛がたくさん生えていて、陰部の蒸れやニオイが気になる方は多いでしょう。
陰部の蒸れやニオイが起こる原因は、陰毛によって陰部の通風性が悪くなるためです。汗が陰毛に絡んで蒸れやすくなり、雑菌が繁殖してニオイの発生にもつながります。陰部のニオイは自分だけではなく、恋人や周囲の人を不快にさせる可能性があります。
VIO脱毛をすれば、陰部の通風性を悪くしている陰毛が少なくなり、ニオイを軽減することが可能です。陰部の不快感がなくなって、毎日を快適に過ごせます。
3-5.女性ウケにつなげる
男性は陰毛が生えていることを気にしない方が多いものの、女性の中には男性の陰毛を気にする方が多い傾向にあります。VIO脱毛をすれば女性ウケがしやすくなり、交際にも自信を持って臨めるようになるでしょう。
近年、脱毛は男女問わず人気となっていて、ムダ毛の脱毛処理はエチケットの1つとして認識されつつあります。陰毛についても、「交際をする男性にはVIO脱毛をしてほしい」と女性が考えるのは自然な流れです。
女性ウケを考えてVIO脱毛をする場合、毛を完全に脱毛するかどうかで悩む方は多いでしょう。下記のページでは男性がパイパンにするメリット・デメリットを詳しく紹介しています。
男性がパイパンにするメリット・デメリット|パイパンにする方法も
4.メンズのVIO脱毛を少ない回数で終わらせる方法
脱毛は費用がかかる上に痛みも感じるため、少ない回数で効率よく終わらせたいという方も多いでしょう。メンズのVIO脱毛を少ない回数で終わらせる方法を、4つ紹介します。
4-1.ニードル脱毛か医療レーザー脱毛を受ける
VIO脱毛を少ない回数で終わらせたい方は、ニードル脱毛か医療レーザー脱毛を受けることがおすすめです。
ニードル脱毛は、毛穴に専用の針を刺し、針から電気を流して発毛組織を破壊する施術方法です。発毛組織が破壊された毛穴からは新しい毛が生えなくなるため、効率的に脱毛できます。ニードル脱毛の施術回数は、医療レーザー脱毛と同程度です。
もう1つの医療レーザー脱毛は、出力の高い医療用レーザーで発毛組織を破壊する施術方法です。ニードル脱毛と同様に、医療レーザー脱毛も高い脱毛効果が期待できます。
ニードル脱毛は脱毛サロン・クリニックで、医療レーザー脱毛はクリニックで受けられる脱毛施術です。
4-2.毛周期に合わせて通う
脱毛施術の効果を高めるには、成長期の毛が多いタイミングで施術を受けることが重要です。毛周期に合わせて脱毛サロン・クリニックに通うと、VIO脱毛の施術回数を少なく抑えられます。
毛周期に合わせて通うといいと分かっていても、陰毛の多くが成長期にあるか、退行期・休止期にあるかが判断できない方も多いでしょう。
毛周期のサイクルは見た目だけでは分からないため、脱毛サロン・クリニックが推奨する間隔で通うことがおすすめです。脱毛サロン・クリニックの脱毛プランは、基本的に毛周期に合わせた間隔で通えるように組まれています。
4-3.肌荒れや日焼けに注意する
脱毛施術は、正常な状態にある肌や、日焼けをしていない肌に対して行います。肌荒れや日焼けをしていると脱毛施術の効果が低くなったり、脱毛施術そのものを受けられなかったりするため注意してください。
肌荒れをしている場合は、肌に大きな負担をかけないよう、脱毛に使用する機器の出力を下げる必要があります。機器の出力低下は脱毛効果の低下につながり、全体の施術回数が増える原因です。
また、光脱毛や医療レーザー脱毛に使用する機器は、光やレーザーを毛のメラニン色素に反応させて脱毛します。日焼けをしていると肌のメラニン色素が光やレーザーに反応するため、脱毛効果が期待できません。日焼けをしている肌は施術を断られるケースもあります。
4-4.施術する機械を確認する
VIO脱毛を少ない回数で終わらせるには、施術する機械を確認することも大切です。VIOに生えている陰毛は太くしっかりと生えているため、脱毛サロン・クリニックで剛毛に適した機器があるかを確認しましょう。
脱毛サロンでVIO脱毛を少ない回数で終わらせたい方は、ニードル脱毛が提供できるお店が向いています。ニードル脱毛は脱毛効果が高く、VIO脱毛に適した脱毛施術です。
クリニックの場合は、ヤグレーザーやダイオードレーザーの機器があるお店を選びましょう。
ただし、毛の太さや毛質・毛量は人によって違いがあります。自分に合ったVIO脱毛を選ぶには、脱毛サロン・クリニックのスタッフに尋ねることがおすすめです。
5.メンズのVIOの脱毛の痛みを和らげる方法
VIO脱毛の施術で感じる痛みの程度は、施術方法によって異なります。
光脱毛や医療レーザー脱毛で感じる痛みは、「ゴムで肌を弾いたような痛み」とよく例えられます。光脱毛よりも医療レーザー脱毛のほうが機器の出力は高いため、痛みも医療レーザー脱毛のほうが強くなるでしょう。
ニードル脱毛は、一般的に医療レーザー脱毛よりも痛みを感じやすい施術方法です。人によっては耐えられないほどの痛みを感じるケースもあります。
VIO脱毛では、施術中の痛み対策を知ることが大切です。メンズのVIO脱毛で痛みを和らげる方法を5つ紹介します。
5-1.麻酔を使用する
VIO脱毛を提供するお店によっては、施術中の痛みを和らげる麻酔を提供していることがあります。追加料金として麻酔代が発生するケースもあるものの、痛みが不安な方は麻酔を使用したほうがよいでしょう。
脱毛施術で利用できる麻酔は、吸引するタイプの「笑気麻酔」と、肌に塗布するタイプの「麻酔クリーム」の2種類です。基本的に麻酔クリームを使用するお店が多いものの、笑気麻酔を使用するお店もあります。
なお、麻酔は病院・医療クリニックでのみ使用できます。脱毛サロンが提供する光脱毛では麻酔を使用できません。
5-2.日常的にVIOを保湿する
光脱毛や医療レーザー脱毛では肌に熱刺激が加えられるため、肌が乾燥していると痛みをより強く感じます。VIO脱毛の痛みを和らげるには、日常的にVIOを保湿することが大切です。
保湿の方法としては、保湿クリームやジェル・ローションをVIO部分に塗布しましょう。保湿をするタイミングは、起床後や入浴後などの肌が乾燥しているときです。
日常的にVIO部分を保湿すれば肌の潤いが保たれ、VIO施術による熱刺激から肌を守れます。
5-3.施術前の自己処理に気をつける
脱毛施術を受ける際は、施術前に脱毛部位の自己処理を行う必要があります。自己処理で肌を傷つけると施術中の痛みが増すため、自己処理のやり方には気をつけましょう。
VIOの自己処理は、カミソリ・ヒートカッター・ブラジリアンワックス・電動シェーバーといった方法が代表的です。挙げた方法の中では、カミソリ・ヒートカッター・ブラジリアンワックスは肌を傷つけるおそれがあり、施術前の自己処理には適していません。
おすすめの自己処理は、眉毛用ハサミと電動シェーバーを組み合わせる方法です。長い毛を眉毛用ハサミで切った後に、電動シェーバーで剃ると、肌を傷つけずきれいに自己処理ができます。
5-4.脱毛機器の出力を調整する
VIO脱毛の痛みが不安な方は、お店のスタッフに相談して脱毛機器の出力を調整してもらいましょう。脱毛施術を提供するお店の多くは、お客さんの希望に応じて脱毛機器の出力を下げてくれます。
出力調整をお願いするタイミングは、カウンセリングのときが最適です。カウンセリング中に「脱毛機器の出力を下げられますか」と尋ねれば、痛みの少ない出力に調整してくれます。また、出力調整は施術中であっても可能です。
5-5.痛みの少ない機器を選ぶ
脱毛サロン・クリニックによっては、痛みの少ない脱毛機器を用意しているケースがあります。VIO脱毛の痛みを和らげたい方は、痛みの少ない機器を選びましょう。
例を挙げると、冷却ガスを肌に吹き付ける機能がある脱毛機器は、痛みを抑える効果が期待できます。肌を冷却することで光・レーザー照射による熱刺激を受けにくくなり、熱による痛みを抑えられるためです。
脱毛サロン・クリニックに痛みの少ない機器があるかどうかは、お店の公式ホームページを見たり、カウンセリングで尋ねたりすれば分かります。
まとめ
VIO脱毛にかかる期間は、サロンなどで使われる光脱毛と、クリニックで使われる医療レーザー脱毛の場合で変化します。一般的に光脱毛の場合は15~20回、医療レーザー脱毛の場合は6回~12回が目安です。脱毛はおよそ1か月半~2か月のスパンで行われるため、光脱毛の場合は十分に施術の効果を感じられるまで約2~3年、医療レーザー脱毛の場合は約1~2年かかります。
サロンなどでより少ない回数の脱毛を受けたい場合は、ニードル脱毛がおすすめです。医療レーザー脱毛とほぼ同等の期間で、脱毛が可能です。また、脱毛効果の高い機械を利用できるクリニックを選択し、スキンケアに気を使って毛周期に合わせた脱毛施術を行いましょう。

メンズ脱毛お役立ちコラムを読んでいただき、ありがとうございます。 メンズ脱毛アロンソでは、ニードル脱毛でも痛みを極力抑えた超高周波タイプのスーパーフラッシュ法を採用しています。脱毛本場アメリカが認める「永久脱毛」と言われる施術方法なので、安心してお任せいただけます。メンズ脱毛をお考えであれば、ぜひ一度ご相談ください。 お電話でもフォームでも対応いたします。