体毛が濃いことが気になり、薄くしたくても適切な処理方法が分からず悩んでいる人も多いでしょう。体毛を薄くする方法には、主に電気シェーバーや、すきバサミといった道具を使用する方法と、脱毛サロンなどに通って処理する方法があります。また、体毛を薄くする・処理する方法にはそれぞれメリットや注意点があるため、自分に合った処理方法を選択することが大切です。
体毛を薄くすることには、見た目に清潔感が出たり肌トラブルが起こりにくくなったりと複数のメリットがあります。体毛を薄くするにはどうすればよいか知りたい人は、ぜひ最後までご覧ください。
記事監修者情報
- 山下真理子
- 専門科目
- 皮膚科
- 経歴
- 京都府立医科大学卒業後、医師に。主に美容医療に従事するが、医療専門学校にて講師を務めて、医療教育にも従事する。
- 資格
- 医師
1.体毛を薄くするメリット
体毛を薄く整える主なメリットは、下記の6つです。
【薄い体毛のメリット】
- 人からの印象がアップする
- 見た目の清潔感がアップする
- 蒸れや臭いといった肌のトラブルが起こりにくくなる
- ハーフパンツなど夏のおしゃれを楽しみやすくなる
- 部屋に散乱する抜け毛の数が減る
- スポーツによっては有利になる
無造作に放置されたわき毛や腕毛、すね毛などの露出を不快に感じる人は珍しくありません。特に女性の中には男性のムダ毛を嫌う人もいるため、体毛を薄くすると印象アップを狙いやすくなるでしょう。
2.体毛を薄くする・処理する方法6つ
体毛を薄く整える方法として、市販の電気シェーバー、やすきカミソリ、抑毛ローションなどの使用が挙げられます。いずれの方法にもメリット・デメリットや向き・不向きがあるため、自身に合った手入れの仕方を見付けることが大切です。
ここでは、体毛を薄くする・処理する6つの方法と、それぞれの注意点を解説します。
2-1.電気シェーバーで剃る
電気シェーバーは、スイッチ1つで内蔵の刃が自動で毛を刈り取ってくれます。刃の部分が直接肌に触れないため、切り傷などを作るリスクも低めです。なお、ひげと体毛では毛質が異なるため、ひげ剃り用を流用すると肌や毛根を痛める恐れがあります。体毛の処理に使うシェーバーは、ひげ剃り用ではなくボディ用を選びましょう。
【電気シェーバーのメリット】
- 肌に沿って滑らせるだけで体毛を均一に整えられる
- 肌へのダメージが少ない
- アタッチメントを変えれば、部位ごとに毛の長さを調節できる
【電気シェーバーの注意点】
- 毛が散乱してもいい場所で使う
- 使用する度に洗浄し、清潔に保つ
- メンズ用の商品を選ぶ
- 深剃りはできない
2-2.すきカミソリ・ハサミで剃る
ほどよく毛を残しつつ、全体的に薄くしたい場合は、すきカミソリ・すきバサミもおすすめです。すきカミソリは、毛の流れに逆らってカミソリを滑らせることで、ムダ毛を少なくできるムダ毛処理専用のカミソリです。すきバサミは、普通のハサミを使用するよりも自然にムダ毛を処理できます。また、ムダ毛の量を自分で調整できる点も、すきバサミのメリットです。すきカミソリ・すきバサミともに初めのうちは毛が引っかかって痛みを感じたり、処理に時間がかかったりするものの、慣れてしまえば短時間で処理が可能です。
【すきカミソリ・ハサミのメリット】
- 比較的安価で入手できる
- 自分好みの長さ・量に調整できる
- 充電しなくても使用できる
【すきカミソリ・ハサミの注意点】
- 毛のバランスがよくなるように意識する
- 小まめに処理を行う
- 肌を傷付けないよう、刃の向きに気を付ける
2-3.抑毛ローションを使用する
ムダ毛処理をした後のお手入れ方法として、毛の成長を抑制する成分が含まれる抑毛ローションを使うのも1つの方法と、多くのサイトで言われています。
しかし、ほとんどの抑毛ローションに含まれている主成分のパイナップルエキスには、単体で抑毛効果があることは認められていません。そのため、抑毛ローションだけで体毛を薄くする・処理するのではなく、ムダ毛処理をした後の肌をケアする目的での使用をおすすめします。
【抑毛ローションのメリット】
- 肌に優しく作られている
- スキンケア用としても使える
【抑毛ローションの注意点】
- 単体で体毛を薄くする効果は期待できない
- ムダ毛処理後の肌ケアを目的として、継続して使い続ける必要がある
2-4.ブラジリアンワックスを使用する
ブラジリアンワックスは、粘着力のあるワックスを肌に薄く塗り、シートを使って一気に引き剥がすことでムダ毛を抜く方法です。専門のキットを購入すれば、自宅でも脱毛できます。
【ブラジリアンワックスのメリット】
- 短時間で大量の毛を一気に抜ける
- 古い角質なども除去できる
- 全身に使える
【ブラジリアンワックスの注意点】
- 強い痛みを伴う
- かゆみが出る可能性がある
- 定期的な処理が必要となる
- 短い毛への効果は薄い
2-5.脱色する
ムダ毛の毛量を減らすのではなく、黒色から茶色や金色などにして目立たなくする方法もあります。ムダ毛が気になる場所に脱色クリームを塗り、指定の時間放置してから洗い流せば完了です。肌トラブルを起こさないためにも、頭髪用やオキシドールなどの薬品ではなく、ムダ毛専用の男性用脱色クリームを使用しましょう。
【脱色のメリット】
- ケガの心配が少ない
- 剃ったり切ったりしたときのチクチク感がない
- 即効性が高い
【脱色の注意点】
- クリーム使用前は、毎回必ずパッチテストする
- 定期的な処理が必要となる
- 部位によっては使用できない
2-6.脱毛する
自己処理で失敗したくない、小まめな作業が面倒くさいという場合は、メンズ脱毛サロンなどでまとめて処理する方法もおすすめです。肌質や毛質を考慮した上で丁寧に施術してもらえるため、ほどよく残す・ツルスベ肌にするなど、理想に近い仕上がりが期待できます。
脱毛サロンでできる男性向けの美容脱毛は、光脱毛とニードル脱毛が主流です。施術メニューや使用する脱毛機器によって必要な回数や費用が異なるため、事前のカウンセリングでしっかりと確認することが大切です。
【脱毛サロンのメリット】
- 長期的な減毛効果が期待できる
- カミソリ負けなどのトラブルを防止できる
- 自己処理が難しい場所も抜きやすい
【脱毛サロンの注意点】
- 施術部位が多いと予算をオーバーしやすい
- 脱毛完了までには時間がかかる
3.体毛を薄くするために普段から意識したいこと4つ
濃い体毛を自然に生えるまま放置すると、周りから不潔な印象を持たれてしまう可能性があります。日々の生活習慣やムダ毛処理方法を見直せば、そもそも生えてくる体毛自体を薄くできるかもしれません。
ここでは、体毛を薄くするために普段から意識したい4つの習慣を紹介します。
3-1.ムダ毛処理の方法を見直す
ムダ毛対策には、小まめな処理が有効的です。しかし、自分でムダ毛処理を行っている場合、やり方によっては肌への刺激で防衛本能が働き、かえって体毛が濃くなるケースがあります。
特に、ムダ毛処理後の乾燥や肌荒れには注意が必要です。ムダ毛ケアは、必ず化粧水や乳液などによる保湿とセットで行わなければなりません。また、肌への負担が大きい毛抜きやカミソリ、薬品による処理を避け、専門家による脱毛施術を受けるのもおすすめです。
3-2.食生活に気を付ける
男性ホルモンが過剰に分泌されて体内のホルモンバランスが崩れると、体毛の成長が促進されて濃いムダ毛が増えやすくなります。
体毛を薄くしたい場合、良質なたんぱく質や脂質を多く含む食品、大豆製品をバランスよく食べるとよいといわれています。
【食材の例】
- 肉
- 魚
- 卵
- 牛乳
- ヨーグルト
- 豆乳
- 豆腐
- 納豆
- ナッツ
- オリーブオイル
- 亜麻仁油
- ほうれん草
- バナナ
3-3.タバコを吸わない
タバコに含まれる有害物質は、男性ホルモンの過剰分泌を招く作用があると言われています。
ムダ毛が濃くなるのを防ぎたい場合は、男性ホルモンの過剰な分泌を抑えることが大切です。体毛を薄くしたい人は、できるだけタバコを控えたほうがよいでしょう。
3-4.質のよい睡眠をとる
睡眠にはホルモンバランスを整える作用があり、睡眠不足に陥るとホルモンバランスが崩れて体毛が濃くなる傾向にあります。十分な睡眠時間の確保に加え、睡眠のゴールデンタイムと言われる入眠から3時間程度の間に、深い眠りへ入ることが重要です。
【睡眠の質を上げる準備】
- 夕方以降のカフェイン摂取を控える
- 就寝の3時間前までには食事と入浴を済ませる
- 就寝前はスマホやパソコンのブルーライトを避ける
- 身体に合った寝具を揃える
まとめ
体毛を薄く整えることには、見た目の印象がよくなるのはもちろん、部屋が抜け毛で汚れないなどのメリットがあります。自分で体毛を薄くする方法として市販の道具を使うことが挙げられますが、脱毛サロンなどで希望の部位をまとめて処理するのも1つの方法です。
また、体毛を薄くするために食生活に気を付けたり、質のよい睡眠をとったりするのもおすすめです。清潔感を出して人からの印象をよくするために、自分に最適な体毛の処理方法を選びましょう。
メンズ脱毛お役立ちコラムを読んでいただき、ありがとうございます。 メンズ脱毛アロンソでは、ニードル脱毛でも痛みを極力抑えた超高周波タイプのスーパーフラッシュ法を採用しています。脱毛本場アメリカが認める「永久脱毛」と言われる施術方法なので、安心してお任せいただけます。メンズ脱毛をお考えであれば、ぜひ一度ご相談ください。 お電話でもフォームでも対応いたします。