
脱毛サロンや医療機関で脱毛すると、自己処理の負担と肌のトラブルの軽減につながります。脱毛の種類には主に光脱毛・医療脱毛・ニードル脱毛の3種類があり、それぞれ施術の方法や脱毛の効果などが異なります。脱毛の種類によって費用も異なるため、脱毛完了までに必要な施術回数を確認し、全体の費用で検討しましょう。
当記事では、脱毛の種類ごとの特徴と、それぞれのメリット・デメリットを解説します。脱毛を検討している人は、ぜひお役立てください。
記事監修者情報

- 木村奈緒
- 専門科目
- 美容皮膚科
- 経歴
- 久留米大学医学部卒後、美容皮膚科クリニックにて勤務。日常に取り入れやすい美容を提供することをこころがけ、患者様に寄り添った診療を行っている。
- 資格
- 医学博士
1.脱毛の種類には何がある?
脱毛とは、身体に生える毛を取り除くことです。脱毛は大きく自宅でできる自己処理と、脱毛サロンや医療機関で受けられる脱毛施術に分けられます。
自己処理ではカミソリなどを使用した「剃る」「抜く」「溶かす」のほか、機器を使用した毛根へのアタックにより「発毛を抑制する」処理も脱毛に含まれます。自己処理でできる脱毛の種類と特徴は、下記の通りです。
【脱毛の種類と特徴(自己処理)の例】
剃る | カミソリ | 肌に直接刃を滑らせて毛を剃り落とす |
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シェーバー | 肌にヘッド部分を滑らせ、内部の刃で毛を剃り落とす | |
抜く | 毛抜き | 毛抜きで1本ずつ手作業で毛を抜く |
ワックス | 肌に粘着性のあるワックスを塗り、一気に毛を引き剥がす | |
溶かす | 除毛クリーム | 肌にクリームを塗り、指定された時間放置した後洗い流す |
弱める | 家庭用脱毛機器 | 出力の低い光を肌へ照射し、毛根にアタックする |
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ここでは、脱毛サロンや医療機関で受けられる脱毛の種類を3つ解説します。
1-1.光脱毛
光脱毛は、フラッシュ脱毛とも呼ばれ、主に脱毛サロンなどで受けられる美容脱毛です。光脱毛はいくつかの種類があり、現在の脱毛サロンでは「IPL脱毛」「SSC脱毛」「SHR脱毛」の3種類の脱毛機が主流となっています。
IPL脱毛(インテンス・パルス・ライト脱毛) |
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IPL脱毛はライトを肌に照射し、毛根へアタックすることで毛が成長する力を弱める脱毛方法です。照射する光はメラニン色素に反応する仕組みのため、一般的な日本人の肌の色には反応しません。広範囲を一気に照射可能な上、肌への負担が少なく、施術回数を重ねることで毛量の減衰が期待できます。 |
SSC脱毛(スムース・スキン・コントロール脱毛) |
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SSC脱毛は肌に専用のジェルを塗り、クリプトンライトを照射する脱毛方法です。ジェルに含まれる制毛成分が肌に浸透することで、ムダ毛の減少効果が期待できます。熱によって組織にダメージを与える施術ではないため、肌への負担が少なく痛みもほぼありません。 |
SHR脱毛(スーパー・ヘアー・リムーバル脱毛・蓄熱式脱毛) |
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SHR脱毛は、毛根よりも浅い部分にあるバルジ領域へのアタックにより、ムダ毛の再生を抑制する脱毛方法です。メラニン色素や毛根と反応させる施術ではないため、毛質や肌の色、毛周期にかかわらず施術できます。 |
1-2.医療脱毛
医療脱毛は、毛母細胞や毛乳頭、バルジ領域といった発毛組織をレーザー照射で破壊する脱毛方法です。身体の組織を破壊する施術は医療行為に当たり、医師や看護師(医師による指示が必須)にしか行えません。そのため、医療脱毛を受けられるのは医師が常駐する病院やクリニックのみです。
医療脱毛で使用する医療レーザー脱毛機は出力が高く、少ない脱毛回数で長期間の減毛効果が期待できます。毛を作る組織自体を数回にかけて破壊すると、施術した大部分の毛が生えてきにくくなることが特徴です。施術によって肌トラブルが起こった際は、すぐに医師に診察してもらえます。
1-3.ニードル脱毛
ニードル脱毛は、毛穴に挿入した専用の針(ニードル)へ電気を流して毛根にアタックし、ムダ毛を除去する脱毛方法です。脱毛サロンでは美容電気脱毛、医療機関では絶縁針脱毛を受けられます。
1本ずつ手作業で除去するため、広範囲への施術にはあまり向きません。しかし、細かく脱毛範囲を指定でき、毛質や肌の色にかかわらず施術することが可能です。光脱毛やレーザー脱毛では照射できない目の周辺にも施術でき、照射しても効果が薄い白髪などへも高い脱毛効果が期待できます。
2.脱毛の種類ごとのメリット・デメリット
脱毛サロンやクリニックで施術を受けると、相応のコストがかかります。脱毛は安い出費ではないため、自分自身に合った脱毛方法を選ぶことが大切です。
メンズ向けのサロン・クリニックを探す際は、下記の点に注目しましょう。
【サロン・クリニックを選ぶ際のポイント】
- 施術に関する資格保持者が在籍しているか
- 脱毛メニューの施術方法は何が選べるか
- 施術を受けたい部分が、施術可能な部位に含まれているか
- 脱毛完了までの施術回数と脱毛期間はどのくらいか
- 施術料金の総額は予算内に収まるか
- 利用できる支払い方法は何があるか
- 過去の脱毛実績はどのくらいあるか
- 万が一の際はどこまで保証・対応してもらえるか
- サロン・クリニックの雰囲気や接客態度は良好か
- 口コミでの評価・評判はどうなっているか
- 定期的に通いやすい場所に店舗があるか
- 自分が施術を受けたいときに予約を取りやすいか
- 利用可能なキャンペーンはあるか
脱毛は、施術方法によってメリットとデメリットがあります。自分に合った施術を受けられる店舗を選ぶためにも、脱毛の種類ごとのメリットとデメリットを把握しましょう。
2-1.光脱毛のメリット・デメリット
光脱毛は脱毛の中でも痛みが少なく、比較的安価ではじめられるために人気があります。下記は、光脱毛の脱毛の効果や平均費用などをまとめた表です。
効果 | 1回の施術で得られる効果は低めだが、長期間継続することで高い抑毛・減毛効果を実感できる |
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必要日数/回数 | 2~3か月おき2~3年程度/12〜18回程度 |
平均費用 | 20万〜30万円程度(全身脱毛プラン) |
痛み |
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光脱毛の脱毛機ごとにも、メリットとデメリットに微妙な違いがあります。「IPL脱毛」「SSC脱毛」「SHR脱毛」それぞれのメリット・デメリットは下記の通りです。
IPL脱毛 | |
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メリット |
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デメリット |
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SSC脱毛 | |
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メリット |
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デメリット |
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SHR脱毛 | |
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メリット |
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デメリット |
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2-2.医療脱毛のメリット・デメリット
医療脱毛が人気な理由は、高い脱毛効果です。光脱毛に比べて費用が高い傾向にあるものの、数回の施術で大幅に毛を減らせます。下記は、医療脱毛の特徴をまとめた表です。
効果 | 光脱毛よりも短期間で高い効果を実感しやすい |
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必要日数/回数 | 2~3か月おき1年程度/5〜6回程度 |
平均費用 | 20万〜40万円程度(全身脱毛プラン) |
痛み |
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医療脱毛のメリット・デメリットは下記の通りです。
メリット |
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デメリット |
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2-3.ニードル脱毛のメリット・デメリット
毛穴1つずつに施術するニードル脱毛は、髭や腋毛など狭い範囲の脱毛を得意としています。ニードル脱毛の脱毛効果や平均費用は、下記の通りです。
効果 | 施術直後から長期間脱毛効果を実感できる |
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必要日数/回数 | 10か月~1年程度/5〜6回程度 |
平均費用 | 1万〜3万円程度(ワキ脱毛プラン) ※時間制の料金となっている場合もある |
痛み |
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ニードル脱毛のメリット・デメリットは下記の通りです。
メリット |
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デメリット |
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まとめ
脱毛は自己処理と脱毛施術に分けられ、脱毛サロンや医療機関で受けられる脱毛には光脱毛、医療脱毛、ニードル脱毛などがあります。
光脱毛は1回で得られる効果は低いものの、長期間の利用で毛が抑毛・減毛効果が実感できます。医療脱毛は数回で高い効果が実感でき、医師の診察が受けられるのが特徴です。ニードル脱毛は毛の1本ずつに直接施術をするため施術直後から高い効果が感じられます。
脱毛サロンやクリニックを選ぶ際は、脱毛の種類ごとのメリット・デメリットや必要な費用、通いやすさなどさまざまな点から検討しましょう。

メンズ脱毛お役立ちコラムを読んでいただき、ありがとうございます。 メンズ脱毛アロンソでは、ニードル脱毛でも痛みを極力抑えた超高周波タイプのスーパーフラッシュ法を採用しています。脱毛本場アメリカが認める「永久脱毛」と言われる施術方法なので、安心してお任せいただけます。メンズ脱毛をお考えであれば、ぜひ一度ご相談ください。 お電話でもフォームでも対応いたします。