光脱毛では、毛に含まれるメラニン色素（黒い色素）に反応する光を照射して、毛根組織にダメージを与えることで減毛を促します。しかし、白髪の場合は毛にメラニン色素がほとんど含まれていないため、光照射による反応が起こりません。白髪の脱毛に適した方法には、専用の針で毛穴から微弱な電流を流して毛根組織にダメージを与える「ニードル脱毛」があります。
当記事では、特にVIOエリアの脱毛を考えている人向けに、ニードル脱毛の概要や白髪脱毛を行うメリットなどを紹介します。VIO脱毛に興味がある人や、脱毛サロンの選び方に迷っている人はぜひ参考にしてください。
記事監修者情報
1.白髪が生えてきてもVIO脱毛はできる？
脱毛サロンで行われている光脱毛は、基本的に白髪に対応していません。なぜなら、光脱毛は、黒い色素に反応する光を照射して減毛する仕組みになっているためです。光を照射すると、毛に含まれるメラニン色素（黒い色素）が反応して熱が発生し、毛根組織にダメージを与えます。熱ダメージによって毛根組織が弱ることで、発毛しにくくなる仕組みです。
一方、白髪にはほとんどメラニン色素が含まれていないため、光照射による反応が起きず、毛根組織もダメージを受けません。デリケートゾーンにぽつぽつと白髪が混じった状態で施術をすると、黒いムダ毛は減らせても白髪部分はそのまま残ります。
光脱毛でVIOのムダ毛処理をしたいのであれば、白髪が生えてくる前の施術がおすすめです。
1-1.白髪脱毛にはニードル脱毛で
白髪を減らしたい場合、ニードル脱毛であれば対処できます。ニードル脱毛とは、ニードル（プローブ）と呼ばれる専用の針を毛穴に挿入して微弱な電流を流すことで毛根組織にダメージを与える方法です。針脱毛や電気針脱毛と呼ばれることもあります。
施術者は毛穴一つひとつに丁寧にプローブを挿入して処理するため、高い精度で毛根にダメージを与えられます。Vラインのヘアを少し残すデザインなど、細かな部分の処理も得意です。
光脱毛は、メラニン色素がほとんど含まれていない白髪や、メラニン色素が少ない産毛などにはあまり効果を発揮しません。その点、メラニン色素の有無に関係なく毛根組織にダメージを与えられるニードル方式であれば、減毛効果が期待できます。
光脱毛で照射される光は、黒い色素に反応します。肌自体に含まれるメラニン色素に反応して肌トラブルが起こる恐れがあるため、シミなどの色素沈着がある肌やタトゥーのある肌、日焼けした肌への施術は好ましくありません。ニードル脱毛はメラニン色素に関係なく施術ができるため、色素沈着やほくろ、タトゥーなどがある肌でも対応可能です。施術後すぐにムダ毛が抜けるため効果を実感しやすい点も、ニードル脱毛の特徴です。
2.VIOエリアに白髪が生えるメカニズム
個人差はありますが、年を重ねるとVIOラインにも白髪が生えてくるようになります。デリケートゾーンのムダ毛が白くなるのは、頭髪が白くなるメカニズムと同じです。
全身に生える体毛も頭髪も、毛母細胞が分裂を繰り返すことで伸びていきます。体毛や髪は、生まれた時点では黒くありません。毛が伸びていく過程で、毛根組織内に存在するメラノサイトが生成したメラニン色素が供給されて黒くなります。
メラノサイトは、加齢やストレス、栄養不足などが原因で機能が低下することがあります。機能が低下すると、メラニン色素の生産量が減少して体毛や髪に行きわたらなくなり、白いまま生えてくるようになります。
3.VIOエリアの白髪脱毛を行うメリット3つ
デリケートゾーンのムダ毛を処理すると、さまざまなメリットがあります。ムダ毛のケアは女性がするものとイメージをもたれることがありますが、近年は女性だけでなく、多くの男性からも注目を集めています。若い男性だけでなく、40代や50代の男性がVIOのムダ毛処理を希望するケースも少なくありません。
ここでは、VIO脱毛で得られる大きなメリットを3つ紹介します。
3-1.介護に備えられる
中高年の男性がデリケートゾーンのムダ毛を処理する大きなメリットの1つが、自分が介護される立場になったときに備えられることです。介護を受けるようになると、身体の状況によってはトイレの世話やオムツ交換などの排泄介助が必要になる可能性があります。
デリケートゾーンにムダ毛が生えていると便が絡みつきやすいため、介護者が排泄介助する際、きれいに拭き取るのが大変です。オムツをしている場合、蒸れて雑菌が繁殖するなど不衛生な状態になることも考えられます。また、皮膚がかぶれたり臭いが漂ったりすることもあるでしょう。
ムダ毛をきれいに処理しておけば介護者の負担を減らせ、オムツをしていても清潔で不快感のない状態を保ちやすくなります。
3-2.デリケートゾーンを清潔に保てる
VIOエリアのムダ毛を処理すれば、デリケートゾーンを衛生的な状態に保てる点も大きなメリットです。例えば、Oラインのあたりにムダ毛がたくさん生えていると、排泄したときに便が絡みつく可能性が高くなります。
ムダ毛を処理してすっきりさせておけば、排泄物が絡みつく心配がなく、強くこすらなくても拭き取れます。汗をかいたときも、蒸れてかゆくなったり臭ったりする心配も軽減するでしょう。また、縮れたヘアが生えている状態と比べ、きれいに手入れされたデリケートゾーンは見た目にもすっきりして清潔感があります。
3-3.部屋に陰毛が落ちるのを防げる
アンダーヘアを処理すれば、陰毛が知らない間に抜けて部屋に落ちたり下着に付いたりするのを防げます。
部屋にぱらぱらと毛が落ちているのは、見た目にも不愉快なものです。誰かを部屋に招いたときなど、部屋の中に毛が落ちていると恥ずかしくなるでしょう。しかし、アンダーヘアをきれいに手入れしておけば、落ちた毛を見て不愉快になったり恥ずかしい思いをしたりすることがなく、掃除する手間も減らせます。
4.白髪脱毛を行える脱毛サロンの選び方
白髪を処理したいなら、まずはニードル脱毛を実施している脱毛サロンを選ぶ必要があります。しかし、一般的な脱毛サロンで主流となっている施術方法は光脱毛であり、ニードル脱毛を行っているところは多くありません。
ニードル脱毛が受けられる脱毛サロンが見つかっても、すぐに契約するのは早計です。サロンによって特徴が異なるので、以下に述べるポイントに注意して自分に合ったところを選びましょう。
4-1.スタッフの対応は丁寧か？
脱毛は1回では終了しないため、満足のいく状態になるまで何度か通う必要があります。技術が高いサロンでも、スタッフの対応に問題があれば最後まで気持ちよく通うことは難しいでしょう。
通常、脱毛サロンでは契約前にスタッフと1対1で無料カウンセリングを実施します。そこで、カウンセリングで訪れたときに、受付やカウンセリングスタッフの対応が丁寧で親切かどうかをチェックするのがおすすめです。店内が清潔かどうかも意識して見るとよいでしょう。
4-2.通いやすい場所である？
脱毛サロンが通いやすい立地にあるかも重要なポイントです。ニードル脱毛を開始すると何度か通う必要があります。駅から遠いなど行きにくい場所に脱毛サロンがあると、通うのが次第に億劫になるかもしれません。
駅から徒歩数分などのアクセス良好な脱毛サロンであれば、仕事などで忙しいときでも行きやすく、ムダ毛処理が完了するまでスムーズに通い続けられます。
まとめ
脱毛サロンの光脱毛では、毛に含まれるメラニン色素（黒い色素）に反応する光を照射して減毛を促します。白髪の場合は、毛にメラニン色素がほとんど含まれていないため、光照射では毛根組織にダメージを与えられません。白髪を減らすには、専用の針で微弱な電流を流して毛根組織にダメージを与える「ニードル脱毛」が適しています。
また、VIOエリアの白髪脱毛を行うと、将来的な介護で排泄介助が必要になった際に介護者の負担を減らせる上、デリケートゾーンを清潔に保てます。脱毛サロンを選ぶときは複数回通うことを念頭に置き、お店の立地やスタッフの対応の良さを見て決めるとよいでしょう。
メンズ脱毛お役立ちコラムを読んでいただき、ありがとうございます。 メンズ脱毛アロンソでは、ニードル脱毛でも痛みを極力抑えた超高周波タイプのスーパーフラッシュ法を採用しています。脱毛本場アメリカが認める「永久脱毛」と言われる施術方法なので、安心してお任せいただけます。メンズ脱毛をお考えであれば、ぜひ一度ご相談ください。 お電話でもフォームでも対応いたします。
