「金玉(睾丸)の毛やアンダーヘアが邪魔」「ムレて不快」などと日々感じている男性はたくさんいます。しかし、脱毛で処理したくても「そもそも脱毛はどこでどうやるのか」「女性スタッフにやってもらうのは恥ずかしい」「痛みが心配」などでためらっている人もいるでしょう。
この記事では、金玉も含めたVIO脱毛のメリット、施術を受けられるサロンやクリニック、脱毛の流れなどを解説します。また、安全な自己処理のやり方やよくある質問のQ&Aなども紹介します。脱毛によって「すっきりした」「コンプレックスが解消できた」という人も少なくありません。ぜひVIOゾーン(ビキニライン・睾丸、男性器周辺・肛門周辺)脱毛の参考にしてください。
記事監修者情報

- 山下真理子
- 専門科目
- 皮膚科
- 経歴
- 京都府立医科大学卒業後、医師に。主に美容医療に従事するが、医療専門学校にて講師を務めて、医療教育にも従事する。
- 資格
- 医師
金玉に毛が生えるのは普通?
「陰嚢金玉に毛が生えるのはおかしいのでは」と悩んでいる人もいるのではないでしょうか。とは金玉(睾丸)を保護する袋のようなもので、主に皮膚と筋肉から構成されています。思春期を過ぎると、陰嚢に毛が生えること自体に頭を悩ませる男性もいます。しかし、陰嚢に毛が生えること自体は普通の現象です。中には毛が生えない人もいますが、男性の半数以上は男性ホルモンの影響で陰嚢にも毛が生えるといわれています。そのため、陰嚢に毛が生えたからといって悩む必要はありません。
アダルトビデオで陰嚢にまったく毛が生えていない男優を見て、自分と比較して悩んでしまうこともあるでしょう。しかし、男優の場合は職業柄すでに脱毛を済ませている場合が多く、必ずしも最初から毛が生えていなかったわけではありません。
金玉(睾丸)脱毛をするメリット
金玉(睾丸)周辺のムダ毛は自然のままにしておくのが一般的です。しかし、金玉脱毛にはメリットがたくさんあります。脱毛を迷っている場合や、今ひとつ踏み出せない場合のきっかけとしても参考してください。
清潔・快適が保たれる
毛がなくなることでムレにくくなり、快適さが保ちやすいのがメリットです。金玉周辺は常にパンツとズボンに覆われているためムレやすい場所です。特にデスクワークなど座面と接触している時間が長く不快に感じやすい人は、脱毛によってストレスを少なくできるでしょう。
また、清潔を保ちやすいのもメリットです。金玉だけでなくVIOは排泄物や汗など雑菌が付着し繁殖しやすい場所で、陰部付近の臭いの原因になり得ます。特に夏場は匂いが気になるという男性も多いため、臭い対策としても金玉脱毛はメリットがあります。
皮膚炎のリスクが減る
陰部の皮膚病である「いんきんたむし」のリスクも下げられます。この病気は白癬(はくせん)菌が繁殖することが原因で、簡単にいえば水虫です。いんきんたむしは高温多湿の場所で増えやすいので、脱毛によってムレが生じにくくなると発症リスクが下がります。
単なる水虫とはいえ、いざなってみると男性にとってはかなりのストレスになる病気です。症状がひどくなると炎症や水膨れなどを起こすこともあります。不快感をなくすためだけでなく皮膚病予防もできるのは、金玉周辺を脱毛する大きなメリットです。
男性器が大きく見える
毛がなくなることで男性器を大きく見せられることも、人によってはメリットだと感じるでしょう。女性のなかには陰毛から出た部分で男性器の大きさをイメージする人がいます。そのため、毛深いか、毛が長めの男性の場合、見た目で損をしていることがあるかもしれません。
これまで毛で隠れていた部分がはっきり見えれば、大きさに自信がなかった人やコンプレックスに感じていた人も状況を変えられる可能性があります。脱毛を支持しない女性の意見もあるので、この点には注意が必要ですが、金玉周辺を脱毛して気持ちを変えてみるのもいいのではないでしょうか。
女性からのイメージアップ
海外ではアンダーヘアをお手入れすることは常識的なマナーです。海外で活躍するサッカー選手が「(外国人の)他の選手からからかわれたり不潔扱いされたりするので剃った」といった体験談を話しています。
アンダーヘアのお手入れは日本でも広まりつつありますが、海外に比べると特に男性はまだまだ少数派というのが現実です。ただし、女性には一足早く浸透しているため、清潔感がアップすることで、「身だしなみに気を使っている男性」として良いイメージを持ってもらえることもあるでしょう。
先に紹介してきたように、金玉脱毛は見た目の清潔さだけでなく、衛生面でもメリットがあります。ある説によると、欧米では陰毛に毛じらみが繁殖して性交渉の際にパートナーに移してしまうことが多かったことから、アンダーヘアの脱毛が男性のたしなみになったということです。
金玉の毛を処理するデメリット
選ぶ方法によっては、金玉の毛を処理することにデメリットも伴います。ここでは、どのようなデメリットが生じうるのかについてみていきましょう。
まず、金玉の毛を剃った後でチクチクとする場合があります。剃ったばかりの毛は先端が尖っており、少し生えた段階で下着の生地にひっかかってチクチク感を覚えます。かゆみや痛みにつながるケースもあり、放置することで湿疹などの肌トラブルに発展する場合もあるため、注意しなくてはなりません。
次に、皮膚を傷付ける恐れがあることも金玉の毛を自己処理するデメリットの一つです。睾丸などのデリケートゾーンは身体の他の部位に比べて皮膚が薄く、傷付きやすくなっています。カミソリを当てて毛を剃るときに皮膚を切ってしまう恐れがあるので、十分気を付ける必要があるでしょう。
また、処理してもまた生えてくることもデメリットだといえます。皮膚の上に出ている部分を剃っても毛根が残っていれば毛はまた生えてくるので、定期的に剃り続けなくてはなりません。
9割以上の女性は金玉の毛を不快に感じている
VIOの毛に対して、女性の約半数は「嫌だ」という印象を持っています。特に、金玉を含むIラインは、股の付け根あたりのVラインや肛門まわりのOラインよりネガティブな意見が多い傾向があります。
とあるメンズ脱毛の情報サイトによるアンケートでは、20代前半の若い世代の女性では、回答者239人の8割程度がVIO脱毛に好意的です。このことを考え合わせると、若い世代の女性の9割以上が「金玉の毛を脱毛してほしいと思っている」と推測しても、あながち間違いではないでしょう。
VIO脱毛を支持する割合を年齢層別に見ていくと、25~29歳で約6割、30~34歳で約7割、35~39歳で約5割となっています。
さらに、20代前半では5人に1人が「VIOをツルツルにしてほしい」という意見を持っています。もはや一般的な脱毛だけではマナー違反というお相手もいるかもしれません。
また、未婚女性よりも既婚女性のほうがパートナーに対してVIO脱毛をしてほしいと思っているという結果が出ています。これは「部屋に毛が落ちているのが嫌」「将来介護するときのことを考えて」などの理由によるものです。
金玉(睾丸)脱毛はどこでできるの?
金玉の脱毛は一般的な脱毛サロンやクリニックでできるのでしょうか。また、どこで脱毛をするのがよいのでしょうか。ここでは脱毛サロンと医療機関それぞれの特徴や違いを紹介します。
脱毛サロン
金玉の脱毛は脱毛専門サロンや、エステサロンでできます。ただし、デリケートな部位のため、実績があり、豊富な脱毛経験があるベテランスタッフが多いサロンを選ぶと安心です。
サロンで使われているのは「光脱毛」という方式です。毛の黒い色素であるメラニン色素に反応して熱を発生させる特殊な光を照射して、ダメージを与えて脱毛します。
医療機関のように麻酔は使えませんが、後で紹介する医療レーザー脱毛と違い、それほど痛みはありません。ほとんどの人は普通に脱毛を続けられる程度の痛みです。経験豊富なスタッフや痛みが出にくいように工夫された光脱毛機器では、より快適に脱毛を受けられます。
医療機関の脱毛器のように強いパワーではないため、脱毛完了までの回数や期間はやや長めです。しかし、費用面では一般的に医療機関よりも安く済みます。
医療機関
「○○美容皮膚科」「○○美容クリニック」などの名前の医療機関でも脱毛できます。医療機関での脱毛は「医療レーザー脱毛」と呼ばれる方式です。脱毛サロンの光脱毛と仕組みはだいたい同じですが、パワーが大きく脱毛完了までの期間が短いのが特徴です。施術は医師や看護師など国家資格を持った人が行います。
医療レーザー脱毛は、毛をはやす元となる部分にまでレーザーが届いてダメージを与える方法なので、施術後に再び毛が生えにくいのがメリットです。
一方、痛みが強いため、金玉脱毛のようにデリケートな部位の場合はあまり向きません。そのため、痛み止めのクリームを塗ってもらうか、別料金で麻酔をしてもらったうえで脱毛をしてもらうことも検討しましょう。施術回数は脱毛サロンに比べて少なくできますが、トータル料金で比べるとサロンより高額になるのが一般的です。
脱毛の流れ
ここでは、金玉やその周辺のアンダーヘアの脱毛する際にどのような流れで行うのか、事前準備から施術、アフターカウンセリングまでの流れを具体的に紹介します。
事前処理
光脱毛または医療脱毛を受ける場合は、事前に脱毛希望部位をシェービングしておきます。しかし、VIOのなかでも金玉のシェービングは意外に大変です。皮が伸びたり縮んだりしてやりにくいため、無理をしないで自分でできる範囲で剃っておきましょう(※自己処理の安全なやり方、コツについては後ほど詳しく紹介します)。
多少剃り残していても当日に処理してもらえるため、それほど気にする必要はありません。サロンによっては「Oラインのみサロンで行う」など自己処理のルールが決まっているところもあるため、事前によく聞いておきましょう。
自己処理をするタイミングは、脱毛当日の1~3日前です。施術後に数ミリ伸びているのが、脱毛しやすいベストコンディションです。また、シェービングは肌に多少のダメージを与えるため、施術後の肌トラブルを避けるためにも数日前に剃っておきます。
カウンセリング
カウンセリングでは毛が生える仕組み、脱毛の方法などを説明されます。疑問があればここで解決しておきましょう。痛みや脱毛後のリスクなど心配なことがあれば聞いておきます。料金についてもこの時点ではっきりさせておき、追加料金がかからないかなども確認しておくのが大事です。
カウンセリングでは脱毛する範囲や、希望のデザインを伝えます。たとえば「VIOすべての脱毛をする」「Vラインは形を整える程度」などと説明します。金玉に関しては特にないことが多いでしょうが、希望があれば話しておきましょう。
自分の陰部について詳しい話をするのが恥ずかしいという人もいるかもしれません。同性のスタッフのほうがいいという場合は、男性スタッフにカウンセリングしてもらえないか事前に聞いておくと安心できます。
テスト脱毛(パッチテスト)
痛みがどの程度なのか心配な人や、敏感肌で施術後の肌荒れなどが心配な人は、事前にテスト脱毛(パッチテスト)を受けておくのが安心です。実際に行う脱毛方法で照射テストを受けられるため、脱毛の流れや痛みの程度、施術後の肌の様子などをチェックできます。
問題がないと思ったら施術を申し込みましょう。ほとんどのサロンでは、ここまでのサービスに料金はかかりません。もし不安が残るなら遠慮なくスタッフに相談して、納得できないならキャンセルできます。
脱毛
脱毛は肌の状態や毛の質・量を調べることから始まります。これは安全に最も効果の出やすいマシンの照射レベルを決めるために必要なチェックです。
次に脱毛部分を拭いて清潔にし、肌を保護するジェルを塗布します。また、光から目を守るゴーグルも着用します。
準備が完了したら脱毛開始です。痛みが強い、耐えられないなど気になることがあればスタッフに伝えましょう。1回の施術は特定の部位なら20分以内、全身脱毛でも2時間程度で終わります。
クールダウン
すべての部位の照射が終わったら、ジェルをふき取って、施術部位を冷たいタオルなどを使って冷やします。その後、鎮静効果のある保湿美容液などでケアをして終了です。ここで使用する美容液やケアはほとんどのサロンで脱毛料金に含めているため、追加料金はかかりません。
ただし、アロマテラピーやスキンケアなど違うサービスを提供しているサロンもあるので、別途料金が発生しないか確認しておきましょう。
アフターカウンセリング
アフターカウンセリングは、施術の感想や実際に脱毛してみて不安だったことなどの疑問に答えてくれる場です。自宅でどのようなケアをすればいいかも相談しておきましょう。
光脱毛の場合、基本的には簡単な保湿しか必要ないため、ケア用品の押し売りなどはほとんどありません。ただし、保湿アイテムを販売しているサロンもあるので「帰りにドラッグストアに寄るのが面倒」「サロンが推薦している商品を使いたい」という人は購入しても良いでしょう。
安全な事前処理のやり方
サロンの光脱毛でもクリニックの医療レーザー脱毛でも、脱毛前のシェービングが必要です。しかし、VIOは見えにくく自己処理が難しい場所です。ここでは安全なシェービングの仕方やコツを紹介します。
電気シェーバーを使用する
脱毛前の自己処理では、カミソリでなく電気シェーバーを使うのが基本です。カミソリは皮膚を傷つける危険性があり、もしそうなると直るまで脱毛できなくなってしまいます。
電気シェーバーは深剃りタイプもありますが、カミソリの刃は直接当たりません。肌への負担が少ないので、デリケートなVIOでは電気シェーバーを使いましょう。細かい部分なので、VIO専用のシェーバーや顔用の小さなものが安全で扱いやすくおすすめです。普段自己処理していない陰毛は長く伸びているため、毛が絡まないようにある程度ハサミ(鼻毛用など先の丸いもの)でカットしてからシェービングします。
脱毛クリームでの自己処理も可能です。脱毛クリームは毛を溶かす方法ですが、表面に見えている毛だけを取り除くためシェービングと同じ状態にできます。ただし、腕やすねなどの脱毛用に市販されているものはデリケートな金玉やVIOには向いていません。必ずアンダーヘア用を選び、パッチテストを行ってから使いましょう。
鏡を見ながら慎重に
Vラインは見やすいので電気シェーバーで毛の流れに沿って剃るだけです。IとOは見えないため、鏡とライトを使って慎重にシェービングしていきます。
Iラインは鏡の前に立って足を開き、皮膚を引っ張りながらシェービングします。椅子に座ってのぞき込むようにするのもやりやすい方法です。
Oラインは自分からは全く見えない部位です。そのため、鏡を床に置き、その上にまたがるようにすると比較的見やすくなります。Oラインはサロンが事前処理してくれるところもあるので、事前に聞いておきましょう。
VIOはいずれもデリケートで粘膜に接している箇所もあり、傷ついて炎症が起きやすい部位です。無理をせず、自分で処理できない部分はサロンに相談して処理してもらいましょう。
金玉(睾丸)脱毛の気になるQ&A
金玉はデリケートな部位だけに、副作用や脱毛時の痛みが心配な人もいるのではないでしょうか。ここではよくある質問をQ&A形式で紹介します。
生殖機能へ影響はある?
A.生殖機能への影響はありません。
光脱毛は黒い色素のみ反応してダメージを与えて脱毛する仕組みです。また、照射した光は表皮の浅い部分までしか届きません。出力の強い医療レーザーでも2~4mmまでであり、睾丸内部(尿管や精管)までは届かないため、生殖機能への影響はありません。
勃起不全(ED)になる可能性はある?
A.脱毛が原因で勃起不全(ED)になることはありません。
生殖機能への影響がないことと同様に、照射した光やレーザーは陰茎や金玉(睾丸)内部に影響を与えることがないからです。また、メラニン色素が少なくなったことで勃起力が衰えるということもありません。
脱毛の痛みはどのくらい?
A.光脱毛の痛みは「輪ゴムではじいた程度」などと表現されます。
ただし、VIOの部位によって痛みの感じ方が違うため「ときどき痛い程度」「あまり痛くない」「慣れてくると痛くない」などいろいろな意見が聞かれます。痛いのが心配な人は、出力が高い医療レーザーではなく、脱毛サロンの光脱毛のほうが安心です。
アロンソでは日本人の肌質・毛の質・量などを長年研究して作られた痛みの少ない純国産の光脱毛のマシンを使用しています。
金玉(睾丸)も含めたVIO脱毛はアロンソへ
金玉(睾丸)脱毛のメリットは「快適さや衛生面が保たれる」「皮膚トラブルリスクが低くなる」「男性器が大きく見える」「女性から好ましく思われる」などがあります。脱毛サロンや医療機関で脱毛でき、皮膚への副作用や痛みも過度に気にすることはありません。金玉を含めた脱毛を気軽に試してみてはどうでしょうか。
アロンソは男性専門の脱毛サロンです。スタッフは男女ともに在籍しており、どちらの指定もできます。たとえばカウンセリングから施術までずっと男性が担当するように指定することも可能です。アロンソはVIO脱毛の実績が高く熟練のスタッフによって施術が行われます。痛みの少ない機器を導入していることもあり、利用者の満足度の高い脱毛サロンです。

メンズ脱毛お役立ちコラムを読んでいただき、ありがとうございます。 メンズ脱毛アロンソでは、ニードル脱毛でも痛みを極力抑えた超高周波タイプのスーパーフラッシュ法を採用しています。脱毛本場アメリカが認める「永久脱毛」と言われる施術方法なので、安心してお任せいただけます。メンズ脱毛をお考えであれば、ぜひ一度ご相談ください。 お電話でもフォームでも対応いたします。